一つ前に戻る　　

「ミミズク　俺だ。・・・ああ　姪っ子は　無事保護した。　だが　面倒事が増えてしまってな・・・。」

『ほほむ？　もしや民間人が　もう一人居るとかかの？？』

「よくわかったな。そうだ　まだガキンちょが　この辺りに紛れ取るらしい。
茶髪がかった中学生だ。　お前の眼（カメラ）でーーー」　

『おお、そいつなら　バッチリ写っとったぞ。ワシも今連絡しようと思ったとこじゃて。』

「なにっ！？おい　今ソイツはーーー」

ガシッ！！

「どこっ？？　どこですっ！！？？　あのバカタリッ、じゃなくて　盾神クンは　無事っ？なの　ですか！？」
「・・・お、おいおい　つばさ？」

『・・・ふ、ふむ　なんというか、じゃな、そやつが居る場所は　今、最悪の危険地帯というか　もしくは唯一の安全地帯というか』
「なんですか　それ！？　ちゃんと説明して！ください！」　
「いや　だから　つばさ？　今は俺が話をーーー」
『（コホンッ）　つまり　その　少年じゃがな。・・・たった今　例のメカライオンに乗り込んだところじゃ。』

・・・・・・・・・・・・・

「「・・・え、えええええぇぇぇぇぇっ！！？？」」

・・・その頃　当の盾神なびき　は といえば・・・・

「これが　ガオンの中・・・ 　なんか変な感じ。」
『GAO？』
「違うよガオン　。中　入ったのに、外見えるから。ボクどうすればいい？」
『ＧＡＯ　GAO』
「え？　下のモニター？　コレ？」

ガオンの言った　とおり　その下には　小さなモニターが　あり
文字が　並んでいた。かかれた文字は英語のようだが　　
海外暮らしの長かった　なびきには　問題なく読める。

「・・・うん、わかった　ボクは　ココに出る技を叫べばいいんだね」
『GAO・・・』
「え？　なんで　謝るの？ガオン」

「ボク、とても嬉しいよ。ガオン　戻ってきてくれた。約束　守ってくれた」
『ＧＡＯ・・・』
「そだね、しんみりしてる場合じゃないね。アイツ　なんとかしなくちゃ・・・」

・・・・・・・・・

「い、いだだだ・・・　よぐも　投げ飛ばしやがっだな！！」
ズンッ！！！！　　ゴゴゴ・・・・

「ごっちが　手がげんしてだら　づけあがりやがって・・・　
もういいっ！　命令なんて知るかっ！！　でめぇは　マジぶっづぶず！！」

バケモノの言葉は　決して負け惜しみではない

その時　魔神の目は大きく見開き　その豪腕は本来の姿をみせる。
ジャキーーーーンッ！！！

腕より　生えた無数の刃。　
そうっ　それこそ　百足豪腕（センチピード　ラリアット）の真の姿っ！
この威力を増した豪腕の前では　先程のようにくわえることも　
攻撃に耐えるきることも不可能！！

・・・しかし　少年の表情に怯えはない・・・
信じているからだ。ガオンの・・・彼の、友達の力を！！
「いくぞっ　ガオン！！」

『ＧＡＯ！』

[ぐらえ！　バラバラだぁぁぁぁぁーーーーー！！！」

グオンッ！！

そして　迫る！百足豪腕！！　その苛烈さは　今までの比ではないっーーー

ーーしかし　当らないっ！！
敵の攻撃を華麗にかわし、ガオンは敵の懐へと迫っていくっ！！

「な、なんだ！？　このメカライオン　動ぎが早ぐなっでるだか？」

[だが　何時まで　も避けられるわげねぇ！！　攻撃さえ当ればーーー！！　」

グオンッ！

「ガオン！！　ファングクローだっ！！」
『ＧＡＯ！！』

ブオンッ！！！！
ガオンの爪が一際輝き、流星の如く振り下ろされる
無論、先にあるのはーーー！

バギィィィッ！！！
「な、なんだぁぁぁぁぁ！？」

ガオンの反撃は　マダマダとまらない！！

「フレイルテイルッ！！」
「ＧＡＯ！！］


グオン！！

呼応して　ガオンの尾が　なびきの声に呼応し　ハンマーに展開っ！！


そして　魔神の身体を　いともたやすく粉砕していく！！


「ど、どうなってるだっ！！　オ、オデの方バラバラにっ！？　
ぞんなハズがねぇっ！！コンナヤツに負げ、負げるはずがーーー　」


グオッ！



『ＧＡＯＯＯＯＯＯＯＯＯＯＯＯＯＯＮッ！！』


「あ、兄者ああああああああぁぁぁぁぁーーーっ！！」

カッ！



ドオオオオオオオオオオオーーーーンッ！！！

魔物の断末魔と　爆煙、そして勝利の咆哮と供に
ＤＧ　ゾラマンダは見事に粉砕された・・・

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