スーパロボット　アニメ風ＳＳシリーズ　

・・・時間は　少しだけ　さかのぼる・・・

「ちょっと、なにやってんのよ！？　盾神　なびきっ」

・・・ここは　先ほどの舞台から
少しはなれた　とある日本の学校・・・
　

「ほわっ？　ボク　草むしりしてる。　悪いことか？」

少年は　しゃがみこんだまま　声の主にたずねる。
その面立ちは　まだ幼く、舌ったらずな　言葉も　手伝い
小学生低学年でも　通用しそうである

「ううん　草むしり自体は　褒められることね・・・
問題は　他の掃除当番は　ドコにいったかってことよ！？」

おそらく同世代であろう　
少年を呼び止めた　少女は　まゆをしかめつつ
辺りを　見回した。

そう　今は放課後前の掃除時間
草むしりの当番は　他にも3人程いたはずである。
が、今この場に　いるのは彼一人。
・・・ちなみに　彼は当番でもなかったりする。

「ん、みんな用事があって　忙しいって、だから　かわりに　お仕事♪」
「忙しいって　そんなの　アイツラのーーーー」
「・・・ほわっ？？」
「・・・なんでもないわ。・・・まったく　人がいいというか　なんというか・・・
「・・・で、あとはコノ草を捨てるだけ？　んしょっと」」

後に続く言葉を　ため息に変えて　少女は側のチリトリを手にとった。
その用事があるといって逃げ出した3人は　後で懲らしめるとして
その件で　彼を責めるのは　少々筋違いなことである　ことに気づいたのである。

「つばさちゃん　手伝ってくれるの？」
「ほっとくわけには　いかないでしょ。 ほら　早くしないと
掃除の時間　終わっちゃうわよ。」
「ありがとう。　つばさちゃん　大好き♪」

・・・・・・・・・

「・・・えっと・・・ア、アナタ　まだ転校したての帰国子女で　
　なにもわかってないみたいから　　教えてあげるけど
あ、あまりそういうことは　女の子に　言わないほうがいいわよ？　
色々誤解しちゃうし」
「ほわっ？　誤解って？」　　　
「い、いや　だから　別に　キミのことが・・・　って　ちょっと　盾神君　聞いてるっ！？」
「・・・なにか　空から近づいてくるみたい。　アレ、なんだろ？」

「はぁ？　なにが？　私には何も見えなーーー」

「いっ！？」

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