同時刻 コロシアム跡
〜コロシアム跡〜

カッカッカッ・・・(足音)

玲子「・・・ま〜ったく ラストダンジョンって なんで コンナに広いんだろ 少しは勇者の気持ちも考えてよねって・・・アレ?」

(ピタッ)

玲子「・・・・・・」
和樹「よおっ・・・遅かった・・・な・・・」
玲子「にゃはは、 郁美ちゃんを助けるのに ちびっと手間取っちゃってねぇ。」
和樹「彼女達なら とっくに先に行ってるぞ。もっとも 今の瑞k・・・彼女達に手助けは不要だと思うがな」
玲子「うん、 キミの姿をみたらわかるよ。こっぴどくやられたみたいだね。」
和樹「ああ、・・・これで、ようやく俺の役目も終わったってことだ。」
玲子「・・・・・・・」
和樹「ーー好きにしな。償う覚悟は出来ている。」
玲子「・・・ま〜ったく 何時までカッコつけてる気なのよ せんど〜君のくせに☆」
和樹「なっ!? ムグッ!?」

グイッ

玲子「ほいっ ささ 一気に グィッ グイ〜っと ♪ 感謝しなさいよね とっておきの最後の回復薬よん☆」
和樹「(ゲホ!ゲホッ!)−−−俺を許すというのか? 俺はお前達にーーー」
玲子「だから カッコつけはソコまで!せんど〜君には しっかりちゃっかり 最後の役目が残っているでしょ。」
和樹「・・・・なにを・・・?」
玲子「もちろん 彼女達を迎えにいく、という役目☆  さ、さぁ  とっとと出発しんこ〜〜♪」
和樹「イタタ、イタ! ち、ちょっと玲子ちゃん!?」

・・・・・・・・・・・・・・・・・・


第35話「闘神ラ・オー堕つ!!兄妹の絆再び・・」【後編】


・・・・・・・・・・・

一同「ハァ、ハァ、ハァ」



雄蔵「・・・・」




由宇「なんでや!なんでこいつは倒れへんのや!」

瑞希「あきらめちゃダメ!!確実にダメージは与えているわ!このまま・・・」

雄蔵「(カッ!)グォォォ!!カタログ通行掌ぉぉぉ!!」

あさひ「!? レッドさん危な・・・」

瑞希「!?」

バシイィィィッ!!


雄蔵「・・・馬鹿な!! この一撃をくらって・・」

瑞希「(ググッ)・・あたしだって倒れるわけには行かない・・・わたしは守る・・

・・・大切な仲間・・・愛する人がいる この世界を!!」バシィッ〜!!


雄蔵「グワアアアアァァァ〜!!・・・・(ズズンッ・・)」


瑞希「今よ! ハートフル・ブラスター準備!」

ガシャーンッ!


雄蔵「ぐっ・・ぐぅ・・(ヨロッ・・)」

 「標準・・セット」

瑞希「ハートフル・ブラスター・シュート!!」


グワギュゥゥ〜〜ッン!!!

郁美「ダ、ダメェェェ〜〜!!(ダッ!)」

雄蔵「! 郁美!?」

瑞希「シルバー!?」

あさひ「あ!当た・・」

ドォグオオオオオオオオォォ〜〜ン



・・・・・・・・・・

郁美「・・・(ハァハァ)」

雄蔵「郁美!しっかりしろ郁美っ!」
郁美「(ハァハァ)だ、だいじょうぶ・・・これくらい、、かすり傷・・・(ハァハァ)」
雄蔵「た、たのむ貴様等 郁美を 郁美をたすけてくれっ!」
瑞希「ピ、ピンクッ はやく『ヒーリングボイス』!」
あさひ「あっ は、はいっ!!」

・・・・・・・・・・

詠美「なんでよ・・・なんで飛び込んだのよ!シルバー!!

   なんで邪魔をしたのよ!!なんで敵なんか助けるのよ!!なんで・・・」

玲子「・・・兄妹だからよ・・」

由宇「!? コミパ ダーク!!」

和樹「そう・・・ハラジロ シスターズ幹部「ラ・オー」、

コミックZ戦士「コミパシルバー」・・・二人は血の繋がった兄妹なんだ」

瑞希「和樹!?・・そ、そんなことって・・」

雄蔵「・・・・・・・」
郁美「お兄ちゃん・・もう一度考え直してよ、カリスマンなんかの下につくのはやめて・・私達を・・・信じて・・」

雄蔵「・・・できぬ!!俺は貴様等のいう正義など認めぬ!・・

   敵に寝返るぐらいならば、戦士の誇りをもって この場で自害し−」

由宇「この アホンダラァァァァ〜〜!!」

バシーンッ!

雄蔵「!?き、貴様!?」

由宇「なにが正義や!!なにが戦士の誇りや!!!そんなもんより ずっと大事なもんを・・・・・あんたは今その手に抱いてるやろが!!」

雄蔵「・・・コミパイエロー・・(腕の中を見る)・・・郁美・・」
瑞希「ラ・オー・・・さん、あたし達のことは信じなくても・・・敵と思ってくれてもかまいません。
   だけど、これ以上・・郁美ちゃんを悲しませるようなことは・・・」


・・・・・・・・・・・・・

雄蔵「・・・・(スクッ)」

あさひ「・・・あ、あの、ラ、ララ ラ・オーさん、その・・・」

雄蔵「・・・・闘神ラ・オーは既に死んだ。 今ここにいる者のは 郁美の愚かな兄・・「雄蔵」だ」

郁美「!?・・・お兄ちゃんっ それじゃ−−」

雄蔵「フン、先を急ぐがいい、カリスマンの計画は既に最終段階に入っている・・・もっとも 俺には関係ないがな」

詠美「ちょっと! どうせなら一緒に・・ムガガッ!(口を塞がれる)」

瑞希「ありがとうございます・・郁美ちゃんのこと よろしくお願い致します」

雄蔵「・・・無論だ」



パチ パチ パチ(拍手)

一同「!?」
??「いやいや なかなか感動的な場面だったぞ マイ シスターズ アーンド マイ ブラザーズ・・・我輩も思わず目頭が熱くなってしまったぞ。」

由宇「カリスマン!! どこや!出て来んかい!!」

大志「しかし、このまま去られては我輩が困る。・・・諸君等は 今この場で 我が野望の尊き犠牲になるがよい・・!」

ブゥゥゥゥ〜〜ンッッ!!!

詠美「な、なに?なんなのよ!!」

和樹「し、しまった!これは・・・」

ビガガガガガガガガッ!!

一同「きゃああああああ!!!!」「うわああああっ!!」


「ラ・オ―」との決着も束の間!

カリスマンの罠にはまっってしまったコミレンジャー達!!

はたして彼女達の運命は!!次回 『コミレンジャー』最終話 こう御期待!!

第35話 完


あとがき

この第35話(掲載時34話)は第33話の次に書きました。

内容は「ラ・オー」こと雄蔵との対決です。

実は この対決 始めは違う展開を考えていたのですが・・・

このSS掲載前に、Kターボさんが書かれた第三十四話(掲載時32.5話)で

「ラ・オー」の設定が自分と違ってしまい、その話が使えなくなってしまいました。(笑)

(これから どうしよう〜(涙)・・と頭を悩ませた覚えがありますね)

しかし できあがって見るとこれがまた 前に考えていた話よりも

数段良くなってしまい お気に入りの話となってしまったのです♪

(怪我の功名というべきか・・・Kターボさん 誠にありがとうございました♪)

特に、由宇が雄蔵に言った台詞は、最高の名ゼリフだと自分では思っておりますが・

・・皆さんは どのように感じたのでしょうか?     それでは


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