同人戦隊コミレンジャー 第３1話 その１
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和樹「くらえっ！ 『剛渦・裂華陣』！！」
次の瞬間 ダイジェスの体は バラバラに別れ、ソクバイカイザーの周囲を取り囲み
そして 全ての部位が弾丸の如く ソクバイカイザーを狙うっ！
そう これは 先ほど Ｆ＝ブレイカーを 粉砕した必殺技っ
瑞希「グリーン！！ イエロー！！」
由宇 詠美「「わかってるっ！！」」
ドガガガッガガ！ ババッバッ！ドドドドオオオオンッ！
だが 彼女達も必死で 応戦する
ありったけの コピックランチャーの弾幕と トゥーンカッターで なんとか 攻撃をしのぎきる
・・・しかし・・・
彩 「・・・ダメージ・・・８０％突破・・・！」
由宇「ちぃ、無傷というわけには いかんか。」
瑞希「だからって 逃げるわけには行かない。わたし達は コイツを倒さなくちゃ・・・っ」
和樹「ふ、手の内が読まれてしまっては こんなものか。 だが お前達だけで いつまでしのぎきれるかな？（ニヤッ）」
玲子「ち、ちょっと あたしのことを忘れてもらっちゃ 困る、なぁ・・・」
グ、ググ・・・・
瑞希「コミパダーク！？ 無理よっ。いくらなんでも その機体では！」
玲子「ニャハ・・・だ、だいじょぶじょぶ 見た目ちょっち壊れてみえるけど マダマダ・・・。」
和樹「いや レッドの言うとおり。もはや お前の出番など必要ない。」
瑞希 玲子「！？！？」
ババッ バッ！
次の瞬間 ダイジェスの腕から 召喚の魔法陣が 生まれ
更に 巨大なスライムのようなモノが 湧き出したーーー否
瑞希「！？ あ、あれはーーーまずいっ！」
和樹「封じよっ 宇利手っ！」
バシュッ！
全員「「「！！！あぶないっ！（バッ）」」」
敵の攻撃を予測した二体は とっさに回避行動をとる。だがーーー
バシャッ！！
玲子「しまった！？」
瑞希「Ｆ＝ブレイカーが！！」
由宇「やっぱり あれは モゲモデラーの『即硬パテ』か！！」
玲子「ーーう、動きが・・・あ、あたし としたことがーーー」
和樹「そうだ、こんな攻撃もかわせぬような スクラップは おとなしく眠ってろ。（ニヤッ）」
玲子「み、みんな ゴメｎーーーッ！！」
バシャバシャバシャ！
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パテはＦブレイカーの体を完全に包みこみ ダークの通信も途絶える。
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あさひ「ダ、ダークさん！？ しっかりしてくださいっ 返事をしてください！！」
和樹 「無駄だ。ソレは電波の遮断もかねていてな お前達の通信も届かん。なにより・・・ 唸れっ 渦鬼手っ！」
ガキッ！！
あさひ「キャアッ」
和樹 「他人を 気にする余裕など 貴様等にあるのかっ？」
瑞希「ピンク、 悔しいけどタングスの言うとおりよ。 今は コイツをなんとかすることを 考えてるのよ」
彩 「・・・・・・・・」
由宇「くそｌーーー！！！ダークの敵討ちやっ！！」
ドガッ！ ガガガッ バシッ！ ガガガッ！ ゴゴンッ！
そして 三度、戦いは膠着状態に。
初めは 防戦一方の敵の攻撃パターンも読めてきた。
同神使 ダイジェスの ３対の腕の息もつかせぬ攻撃を
巧みに交わし 時には反撃に転じ ダメージを与える しかしーーー
和樹「ふっ どうしたっ！どうしたっ！」
由宇「あかんっ ドコを こわしても 元に戻ってまう！」
瑞希「再生能力さえなければ・・・なにか 突破口さえ見つかれば・・・」
詠美「ちょっと ピンク！ アレの弱点とかわかんないの？アンタそういうの見つけるの得意でしょ！？」
あさひ「そ、そそそそういわれても・・・で、妨害電波で ス、スキャンも、だからーーー」
彩 「・・・あります。」
！？
その時 答えたのは コミパピンクではなく 沈黙を保っていた コミパブラックだった。
由宇「ホ、ホンマか ブラック！？」
詠美「ちょっとちょっと ドコ？ドコドコ ドコだってのよ もったいぶらずに教えなさいっての！」
あさひ「ははぅはぅ！？ み、みなさん おおおおおおちついて」
瑞希「はいはい みんな ストップストップ。それで ブラック？」
彩 「・・・敵内部の 絶対再生不可能箇所・・・ ソコを、破壊すれば・・・」
詠美「なるほど・・・って それが わからないから 苦労してるんじゃないっ！ていうか 本当にあるの！？」
彩「（こくっ こくっ）・・・・・・一箇所だけ、確実に・・・・」
瑞希「ーーー！？待って！ それってまさかーーー！？」
彩「（こくっ）・・・敵・コックピット・・・」
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瑞希「・・・ブラック・・・それ 本気で言ってるの？」
彩 「・・・・・・・・・・・・・」
あさひ「コ、コックピットを狙うって そ、そんなことしたら・・・そそそれに 正確な場所がーーー」
和樹「頭部に乗ってるが・・・それが どうしかしたのかな？」
！？！？
和樹「ーーーブラック 確かにそれは ナカナカいい手だ。俺自身がバラバラされては 流石にどうしようもない。」
彩「・・・・・・・」
あさひ「タングスさん！？」
由宇「ーーわざわざ 自分の場所まで教えるなんて アンタ 余裕のつもりか？」
和樹「フッ つもりでなく 余裕だ。 弱点が わかったところで 貴様等になんの意味があるっ？」
ブオンッ！ ドガンッ！！
豪腕：渦鬼手が分離したかとを 触手腕：黄泉手に巻きつけての 振り回す。
由宇「今度は ショカイバーンのハンマー攻撃かいっ！ホンマ次から次へとーーー！」
和樹「さぁ どうした 腰抜けが！くやしければ 攻めてみろ！コックピットを狙えるものなら 狙ってみせろ！ できるものならな！」
瑞希「ーーーありがとう タングス。お陰で助かったわ・・・頭部だけは絶対狙っていけないってことが。」
ピクッ！？
和樹「・・・どういう意味だ？コミパレッド 俺が嘘をついてるとでも？」
瑞希「そんなこと思ってない。だから 狙っちゃだめなのよ。そこだけは」
由宇「ウチらの目的は ハラジロシスターズの野望を食い止めることで アンタの息の根を止めることやない。」
あさひ「で、ですよっ じゃ、弱点なら わ、わわたし見つけますからーーーっ！」
彩「・・・弱点は 頭部コックピット・・・でも ソコを狙っては ダメです。」
詠美「ムキーーー！ なにいってんのよ そもそもアンタが そんなこと言うからーーー」
彩「聞かれたから・・・答えただけ。」
詠美「ふみゅーーー！？」
瑞希「そういうわけ だから 覚悟してなさい タングス天王。
アンタには この後 泣いて土下座して 謝ってもらわないといけなんだから」
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和樹「−−−やれやれ、全く お前達ときたらーーーー・・・・・・・どこまで 甘ったれたことをっ！！！！」
ガガッ！
瑞希「グッ！？！？」
和樹「そんな 都合のいい甘ったれた正義で 俺達の！総統カリスマンのっ！
我等がハラジロシスターズの野望を止められると 思ってるのかっ！！！」
瑞希「思ってるわっ！止めてみせる！アンタも カリスマンの野望もっ！！だって わたしはーーー」
和樹「口だけならば なんとでも言えるっ！ だが なさねば全て 幻想と同義っ！正義も 勝利も 奇跡も 愛も！」
両腕の渦鬼手が かつて無いほどの唸りを上げて回転する。
とっさに 逃げるソクバイカイザーだが 黄泉手に両手両足を絡めとられるっ
瑞希「しまったっ！！」
和樹「・・・だが コレが現実、俺と貴様等の実力差だっ・・・・・メガストラップ＝ハンマアアアアァァァッ！！！」
グオッ！
瑞希「ソ、ソクバイカイザー セパレート！！」
バッ！！
巨大ハンマー攻撃の当る寸前。対ワゴンセル戦で見せた緊急分離で
必殺の一撃を回避した コミレンジャーーーーしかしっ！
和樹「馬鹿がっ！！スパイラル＝ドリネード！！」
ギュギュオオオオオオオオオオオオ！！！
全員「「「「「キャアアアアァァァッ！？」」」」」
それは 逆に最悪の危機を生んだ。ダイジェスの渦鬼手から 巻き起こる巨大な竜巻
竜巻は 螺旋に絡まり 更に猛烈な乱気流へと 変わり
アリアケマシーン五体を大空に 縛り付けたっ！
和樹「さぁ どうする？おとなしく 敗北を認めるか？ 我等が軍門に屈し 忠誠を誓うならばーーー」
瑞希「・・・そんなこと聞いて、わたし達の 答えならもう わかってるでしょ アンタなら」
和樹「・・・確かにな・・・ならば 受けるがよい。我が同神使ダイジェスが放つ最凶の砲撃・・・
この ブラックホォ−ル＝ゼクス＝イレイザー をっ！！！」
ゴゴゴゴゴゴ・・・・！！
動けないコミレジャーを尻目に 魔神は 大技の構えをとる。
その六つの手に黒き波動が溢れ 波動は 更に一点に集中するっーーー
あさひ「て、敵胸部に超高密度の エネルギー反応が！！」
彩 「・・・攻撃を 喰らった場合 ダメージは・・・」
由宇「みただけでわかるわっ マトモにくらったら ひとたまりもないでっ！」
詠美「ちょ、ちょっとちょっとちょっとーーー！？」
瑞希「・・・・・くっ！」
和樹「さぁ、消え去れっ コミレンジャー！！ その儚き希望と共にっ！！」
カッ！
ビガガガガガーーーン！！！
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和樹「・・・なん、だと！？」
だが コミレンジャー達は無事だった。
ブラックホール＝ゼクス＝イレイザーの 当る直前
地中より現れた 新たなる銀色に輝く謎のマシン
その マシンが放つバリアーによって 防がれてしまったのだ。
・・・だが 彼の驚愕の原因はそこではない。
謎の機体から流れ出る その強大なコミックパワー・・・
その波動には タングスには確かに覚えがあった。
和樹「ーーーなんてことだ この感じは・・・まさかっ！？」
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瑞希「み、みんな 大丈夫？」
彩 「・・・ダメージ、問題なし。・・・」
詠美「ふみゅ〜 一時はどうなるかと・・・って なによ あの銀色のドリル戦車？」
由宇「味方なのは 間違いないで あのドリルがバリアを 張ってくれたお陰で 助かったんや。」
あさひ「は、はい それに あ、あそこから感じるチカラ・・・た、多分 そのーーー」
そう 突如現れた 新たなるアリアケマシーン その名は ＣＰＺ＝Ｖ６：アリアケタイタン。
そしてパイロットの名はーーー
？？？「大丈夫でしたか 皆さん。すみません 助けがギリギリになってしまいました」
瑞希「その声ーーー郁美ちゃんね！？」
郁美「はい 立川郁美こと 白銀の妖精 コミパシルバー！ 正義を目指してただいま誕生！です☆」
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〜コミレンジャー ３１話 その２に続く 〜