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同人戦隊コミレンジャー　第３０話　　その２

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彩　　「・・・着地、成功・・・前方８００ｍに敵確認。モニター映します」

目の前のモニターには　6本の腕をもった　異形の魔神の姿が映る。

瑞希「・・・コイツが　今回の、敵・・・」
あさひ「辺りに　生体および熱反応なし。ほ、他には誰もいないようです。」
彩　　　「・・・妙、ですね・・・？」
詠美「ふみゅ？　なにが？」
瑞希「敵幹部が居ないことよ。　いつもならドッチか居るはずなのに。」

そう、今回は　初めから　ディープ・オ・ターク（？）なのも　充分珍しいが
いつも　周りでチョロチョロと騒いでいる　ゴッザール＆ナンダーナ　もしくは　クリスタルグリッターズの姿が見えない。
いつもの戦闘と比べて　明らかに様子がおかしい・・・

由宇「ま、どんな敵でも　やることは一つやろ」
詠美「そうよ　ディープ・オ・タークなんて　コテンパンのケチョンケチョン。
　　　　早く片付けて　こんな　ボロボロで何もないところはトットト退散よっ。」
由宇「グリーン、こんなところとは失礼やな。　ここは　以前こみパの行われた場所。ウチらとって神聖な場所なんやで」
瑞希「ウチラって・・・それ　わたしも含まれてるの？」
詠美「フン　わたしだって　そんな過去のことなんて　知らないし関係ないわよ」

？？？「そうだな　ココにあるは　ただの廃墟。今は残骸と下らぬ感傷ぐらいしか残っていないさ。」

！？

瑞希「こ、この声はっ！」
彩　　「！？通信に強制割込、確認っ！」　
あさひ「は、発信源は前方からでーーーえっ？つ、つつつまりアノ中に・・・？？」

ザーッ！！
前方のモニターが乱れ　やがて　別の映像に切り替わる。
そう　現れたのは・・・

瑞希「なっ！？」
由宇「お、お前はーーー！」
和樹「ーーー待っていたぞ　コミレンジャーの諸君。」
瑞希「・・・・・・・・・」
和樹「・・・・・・・・・」
瑞希「・・・か、和ｋーーー」

詠美「カズキン天王ぉぉーーーっ！！今までよくも騙していたわねぇーー！」

カクッ

和樹「混ぜるな　詠ｍ・・・コミパグリーンっ！。いい加減　名前を覚えとけっ！」
詠美「う、うっさいわね　いいのよ！　似たようなもんだしっ」
瑞希「・・・え、えっと〜・・・・・・？（汗）」
由宇「（はぁ〜・・・）すまんな〜お二人さん。　色々と　空気読めないバカッ娘で　今度みっちり教えとくさかい　勘弁したってや」
彩　　「・・・ですよ、ね・・・（はぁ〜・・・）」
詠美「ふみゅ！？　なによ　アンタたち！？」
あさひ「そ、そこまでいったら　ひ、ひどいですよっ。和樹さん・・・じゃなくて　タングス天王さんも　気になさらないで　
　　　　え、えっと　その、それでその　お元気でしたか？」
詠美「ちょっとちょっと　アンタまで！？　いいじゃないっ　アイツは裏切りモンで　ハンギャク者で　トリズナーなのよ！？」
あさひ「はぅっ！？　そ、そですね。わ、わたしってば　敵さんに変なこと聞いてしまったかも・・・」

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和樹「・・・（はぁ〜）・・・相変わらずだな　お前らは。長年騙し続けた悪党に　どんな挨拶をかましてくるかと身構えていたが・・・。」
由宇「いやいや　最初はごっつう大変やったんやで。レッドなんか　もうひどい落ち込みようで。」
瑞希「そ、それは　イエローたちだってーーていうか　今　話さなくてもっーーー」
和樹「まったくだ。俺も　ソンナくだらぬ話をするために来たつもりはない・・・・・・撓れ、『黄泉手』・・・」
瑞希「！？　ーーー」

バシッ！！！

５人「「「「！？キャアッ！？」」」」」

由宇「な、なんや！？」
あさひ「み、みなさん　あれですっ！」

脇腹より生えた　触手の腕『黄泉手』が　鞭のようにしなり　ソクバイカイザーを打ちはらうっ

バシッ！ガガッ！！

由宇「ちぃっ！　戦闘開始なら　先ずは宣言せんかいっ！」
瑞希「和樹っ！！　アンターー！」
和樹「貴様まで　忘れたようだな　コミパレッド。俺の名はタングス！　ハラジロシスターズが�ｂQ　運命のタングス天王だっ！」

ギンッ　ギンッ！

「黄泉手」によるダイジェスの攻撃はとまらない。
さしもの　ソクバイカイザーも防ぐのが精一杯ーーーっ

詠美「こんんのぉ　コピック　ランチャー！！」

ドドドドッガガガアガガ！

和樹「ぐっ！？」

だが　ソクバイカイザーの攻撃手段はそれだけではない。両肩の一部が展開し　ミサイルポットが顔をだす。
ダイジェスも　予想外の攻撃を喰らい、わずかにたじろぐ。

由宇「ようやった　グリーン！！」

グオッ！！
そのわずかな隙を逃す　イエローは見逃すはずがないっ。一気に敵との間合いをつめ
必殺のトゥーンカッターを振り下ろすっ！！ーーーしかし・・・

和樹「唸れっ　『渦鬼手』！」

ギュオオオオオオオォォーーーッ！！！

由宇「なんやっ！？」

ガギギギギーーーィッ！！！

その攻撃は　きまらない。肩より生えた豪腕『渦鬼手』がドリルのように回転し　
ソクバイカイザーの剣撃を　ことごとく受け止めてしまう。

ギンッ！　ギンッ！

両者の間に猛烈な火花が飛び散る。

由宇「あかん　こっちの攻撃が　すべて弾かれてるし　ここのままやとーーー」
あさひ「！？イ　イエローさん！背後！！さっきのが！」
由宇「ちぃっ！！」
瑞希「カイザー緊急回避っ！　グリーンッ！」
詠美「任せなさい　ホワイターショット！」

ガガガッガッ！！

和樹「・・・フッ・・・」

キンキン！　ガ！ガッ！

背後の「黄泉手」の攻撃をかわしながらくりだす　ソクバイカイザーの連続射撃。
同神使ダイジェスは、それらを　弾き、受け、避ける。
両者の間合いは　射程外まで広がり　再び睨みあいの格好となる。

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瑞希「意外とやっかいな相手ね。」
由宇「遠距離で触手攻撃。かといって　近距離では回転腕で防御と攻撃してくる。　グリーンの鉄砲もあまり効いとらんし。」
詠美「ふみゅ！　ちゃんときいてるわよっ！！」
彩　　「・・・しかも、相手はまだ本気でないようです・・・。」
あさひ「は、はい　わ、わたし組まれたままの腕が気になりますっ。」

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和樹「フッ・・・正直拍子抜けだぞ。コミレンジャー。この程度の力に　我がディープ・オ・ターク共が　
　　　　打ちのめされていたとは、情けない。」
瑞希「ーーーくっ　ま、まだまだコレからよっ！」
和樹「そうだ。コノ程度で　終わってもらっては　コッチが困る（ニヤッ）。　ダイジェスの力　得と味わえっ！」

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〜コミレンジャー　３０話　その２に続く　　〜

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