前回までの あらすじ


怪我も体力も回復し 元気を取り戻した いくみん こと 立川郁美ちゃんは
何故か 澤田司令に コミレンジャー入隊を希望する
司令の出した条件は なんとコミパイエローとの真剣勝負だった。
さぁ 果たして どのような戦いをみせるのか 郁美ちゃん
いや 白銀の妖精 コミパシルバー!! 

・・・・・・・・・・・



「同人戦隊 コミレンジャー第25話:
 ガチンコバトル!? 白銀の妖精 対 萌炎の猛虎っ(その2)」



・・・・・・・

由宇「いくでぇ 先手必勝っ 必殺コミハリセンッ!!」
瑞希「いきなり 特攻!?」
千紗「にゃあ・・・ 黄色のお姉さん 容赦なしです〜」

ヴォンッ!

郁美「わわっ!?」

ヒュンッ!

由宇「よう避けた・・・と 言いたいトコやが、遅いっ! もろたぁーーっ!!」

ヴォン!

千紗 「にゃあっ 危ないーーー」

郁美  (ニッ♪)

ビリビリビリッ!!

由宇「がぁっ!?」

ズザザザザッ!

由宇「な、なんやっ? 今のビリビリは!?」
郁美「防御術式『セキュリティ』といいます。・・・油断大敵ですよ 先輩♪」


千紗「にゃぁ? どうして関西のお姉さんほうが 弾かれたですか お姉さん?」
詠美 「ふみゅ? そ、それは・・・ちょっと ソコのアンタッ!」
あさひ「は、はいっ、えとえと バ、バ、バリアですっ。か、彼女の周りに、 その、通常は見えないですが」

スキャニンググラスを作動させ 答える あさひちゃん
技の解説は すでに彼女の存在理由である。

瑞希 「つまり 長谷部さんの『ブロック』のようなもの?」
あさひ「え?え、えとえとえと、 そ、それとは お、同じみたく、で、でも違うといいますか・・・」
  「そうですねぇ〜 両方とも 一見 同じ防御技ですが
    『ブロック』は 単に攻撃を防いだり弾きかえるのに対して 
    郁美ちゃんの技の場合は更に、攻撃する物にダメージを与えています。」
瑞希「なるほど 『盾』というより『自動迎撃システム』なのですね」
  「はい☆ ちなみに 技の発動は 先ほどの変身時点で 既に見せていましたね
    最初の攻撃をかわしてみせたのも おそらく 彼女の隙をつくらせる 作戦だったのでしょう。」
あさひ「ほ、ほぇ・・・そこまでは 気づきませんでした。」

お株をとられた教授の解説に 素直に感心する あさひちゃん
さすが 亀の甲よりナントカの功。解説役なら 彼女が一枚上手である。

由宇「へっ それやったらーーー 猛虎っ応・炎・弾っ(ゴォ!)」

バリバリバリ!

遠距離からの由宇の攻撃は 先ほどのバリアを大きくゆがませた。

郁美「きゃぅっ!」
由宇「流石に一撃では壊れんか・・・せやけど これならウチにもダメージないで。(ニヤッ)」

そう 彼女の言うとおり、 この場合 バリアの効果は
攻撃する「人」でなく「弾」が対象とされる。
それに 今の間合い自体 バリアの効果範囲から 大きく離れていた。

詠美「なんだ パンダも結構考えてるじゃないの」
瑞希「う〜ん・・・でも 多分この展開はーーー」

由宇「さぁ もう一丁 猛虎!応ーーー」
郁美「ーーークリックッ!!(バシュッ!)」

ビリッ!!

由宇「あだっ!?」

今度は イエローの飛び道具よりも早く、
シルバーの指先からほとばしる電撃が 彼女の顔面に炸裂した。


由宇「イタタ 静電気かいな こんなチャチな攻撃ぐらいで ウチは・・・」
郁美「クリックッ!クリックッ!!」

バシュ!バシュ!

由宇「うわっと!? くのぉ ええ加減にーーー」
郁美「・・・銀の名にかけ 私は命ずる。 
    『雷神杖(トォールロッド)・ エディエスェル』 召・還っ(カッ!)」
由宇「!?」

シルバーの呪文に共鳴して 現れたのは銀色の杖
杖を手にして構える姿は ますます戦う魔法少女。

由宇「ちぃっ! そうか さっきの技は ーーー」
郁美「はい このための牽制攻撃です。先輩♪」

杖の先には既に白き火花がほとばしり 無数の矢が練成されていた。
彼女は それをイエローに向ける

郁美「それでは 本番いきますよ〜☆−−−杖砲・・光開!(カッ!)」

ダガガガガガガーーッ!

由宇「おわわわわ!?」

杖から はなたれる 光のダーツを 必死に かわすコミパイエロー
一つ一つの威力は たいしたことがなさそうだが 今度は量も半端ではない

千紗「にゃぁ〜〜 郁美お姉さんすごいですーーっ♪」
詠美「ちょっと ちょと ちょっと! なにやってんのよバカイエローー!! 
    にげて ばかりいないで いつもみたく バカッと やっちゃいなさいよっ!」
由宇「五月蝿いっ ドサクサ紛れに バカ言うなっ 」
郁美「先輩〜〜 よそ見なんかしてると・・・」

ビリリッ!

由宇「アイタッ!? ほれみぃ 当たってしもたやないかっ! 外野は 黙ってみとけっ! 大庭鹿詠美!」
詠美「ふみゅーー! そっちこそ バカいうなぁーー!」

・・・・・・・

「・・・・・・苦戦ですね。イエロー」
あさひ「はい、と、得意な肉弾戦、ふ、防がれちゃっててます、し。」
瑞希「そして 魔法戦は彼女の得意分野ということか・・・序盤は郁美ちゃん有利ね。」

そう 勝負はまだまだ 序盤戦。
このまま順当に進み 見事、勝利を手にするのか? コミパシルバー
はたまた 怒涛の大逆転を見せるか? コミパイエロー
さぁ 一体どうなる この勝負!?

・・・・・

彩 「・・・戦いは・・・長引きそう・・・です」
南 
「あらあら☆ それは どうかしら〜」
彩 
「?」


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(後編に続く)
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