・・・・・・・・・・・・・
瑞希「やああぁぁーーーっ！」
？？？「フンッ！」
ガキンッ キンッ キンッ！
暗闇の中、途切れなく 繰り出されるコミパレッドの剣撃
だが タングス天王は 軽くさばかれてしまう。
？？？「フッ やはり その程度か」
瑞希 「くっ、このっ・・・まだまだ！」
？？？「まぁ、それでも 立ち向かう勇気だけは ほめてやるがな。・・・ていうか
それだけの度胸があれば さっきの店にはいれたんじゃないか？ 瑞希」
瑞希 「な！？そ、そんなこと今は 関係ないでしょ！？大体 なんで アンタが知ってるのよ！？」
？？？「なぜだって？ おいおい気づいてなかったのか？ 俺の正体に・・・」
そう言うと タングス天王は ゆっくりと自分のマスクを外していった。
そして 現れた顔は・・・・
瑞希 「ーーーえ？ う、うそ アンタはーーー！！！」
・・・・・・・・
ドカッ！
瑞希「ゲフッ！？・・・・・・・・・・・あ、あれ？？」
次の瞬間 彼女は別の世界にいた。
薄暗い空間なのは 先ほどに近いが
周りは 部屋いっぱいに敷き詰められた布団に、そして…
あさひ（すぅ〜 すぅ〜）
詠美「ふみゅみゅぅ もぉ 食べられないよぉ〜」
由宇「まだやぁ〜 残り 8ペ〜ジ〜・・・（ムニャムニャ）」
彩 「・・・おやく、そく・・・（ＺＺＺ）」
瑞希「ここは・・・・・・あ、そっか。」
そして ようやく瑞希は現状を思い出した。
・・・ そう、あの秋葉原の戦いの後、
ピンクの力で傷も癒えた彼女達 は報告のために一旦基地に帰還。
本来は そのまま解散となるところだが、さすがに夜も更けていたので
そのまま由宇の部屋（彼女は 基地内に部屋を借りている）
に泊まることになったのであった
ちなみに 瑞希のお腹には 布団からはみ出た詠美の生足が乗っかっていた。
これが 夢の世界から 飛び出させた原因であることは間違いない。
瑞希「・・・むぅ〜 まだ こんな時間じゃないのよ もふぉぅ〜・・・」
詠美に布団をかけなおすと、再び布団にもぐりこむ 高瀬瑞希。
・・・既に 先ほどの夢は 記憶から消え去っていた・・・
「同人戦隊 コミレンジャー第24話：
萌える大捜査線！？秋葉原を調査せよっ（エピローグ）」
・・・・・・・・・そして 同じころ 牧村研究室・・・
既に午前2時を過ぎていたが、彼女の部屋には明かりと
話し声が存在していた。中に居るのは 牧村教授と ・・・
南 「･･･まぁまぁ まさか そんな装置が存在していたなんて・・・お手柄です 玲子ちゃん」
玲子 「ニャハハハハ そりそどでも〜 むしろ彼女に助けられちゃったし」
謎の戦士である（はずの）コミパダークであった。
南 「あらあら、しかたありませんよ。 今回は さすがに想定外でしたし。」
夜食用の ビスケットと ロシアンティーを口に含みながら 南は彼女を慰める。
防犯ビデオの映像で 二体目の怪人の存在を確信した彼女たちだったが
さすがに 三体目までは 予測できなかった。
玲子 「あ〜・・・ その件ですけど 多分 昼間に出会っちゃたのが原因かも。
だから せ・・・タングス君が戦力を増強しちゃたんだと思うのよね〜。
それに 今回の彼自身も強くなってました。くうう〜以前なら
互角に戦えたはずなのにぃ…」
南 「そうですね〜 実は その点も心配なのです。もしかしたら…」
彼女はちらりと モニターを見る。
何かの解析プログラムを起動中のようであり
様々なグラフのウインドウが 開いては閉じている。
南 「もしかしたら、彼らの闇の力が増大しているのかもしれません。」
玲子 「・・・・これから もっと、ヤバイ強さになるって・・・こと？」
南 「それもありますが…私が心配しているのは カリスマンのことです。
彼は 半年前の襲撃依頼 まったく姿を現さず、コミックパワーの収集に
専念しています。それは 単に戦力の拡大だとは 私には思えないのです。
なぜなら その場合・・・・・」
・・・・・・・
南 「・・・というわけで 現時点で 見る限り 彼、カリスマンの最終目的は
・・・・・・？？玲子ちゃん？」
玲子 「・・・・・・・ほわっ！？ すみませんっ！？ な、なんでせふぅか？」
そこまで 話して 牧村教授は 玲子ちゃんの状態に気がついた。
無理もない、彼女・・・玲子ちゃんは 先ほどの戦いで疲れているのだ。
南 「フフフ 長居させてごめんなさい。 そうだ☆ 玲子ちゃんも
今日はお泊りしいったら いかがかしら？
部屋なら まだ空いてますし なんでしたら このお部屋でも」
玲子 「おぉ〜 それは 心惹かれる おさそい☆ …でも ワタシってば一応
謎のヒロインだし。まだ皆に内緒にしときたいんですよ。教授☆」
南 「・・・かつての過ち、残されし希望、すべての取り戻すまで・・・ですか？」
玲子 「に、にゃはは〜、そんな 重いもんじゃないですけどね〜
そゆわけで 私はボチボチこの辺で。
南さんも 仕事はホドホドに休養はしっかりですよ。
正義も大事ですけど 寝不足は 美貌の大敵ですから☆ ではでは♪」
そういうと 彼女は忍者のごとく 姿を消した。
他人に見られるを警戒してるのであろうか、ドアから出た形跡はない。
･･･さすが コミパダークというか、この基地内のセキュリティが
かなり 心配になるというか…
南 「・・・さて もう 少し、と☆」
ともかく 軽くノビをした後 再びモニターに向かいキーボードを叩き始める
南教授であった。
・・・そして・・・・・・・・・
・・・ここは どこともしらぬ 謎の場所
広き空間と 先の見えぬ闇の回廊の中を
悠然と 歩く者がいる。
･･･ハラジロシスターズ幹部 タングス天王 である･･･
和樹「・・・ぐっ！？」
が 突如襲った激痛により 彼は その場にうずくまる。
和樹「一撃・・・いや、二撃か？・・・フッ 俺としたことが。」
・・・彼の左腕と右あばら部付近に 棒状の痣が赤く浮かぶ・・・
あの時のコミパレッドの攻撃も 実は届いていたのだ。
・・・だが 彼の顔は くやしそうな表情ではない、
それどころか笑みさえ浮かんでいる
和樹「・・・（フッ）惜しいな。この程度の力では・・・」
ゆっくりと 立ち上がった 彼の体には 痣が二つとも完全に消えていた。
自身のコミックパワーで 治癒させたのである。
和樹「・・・この程度で終わるなよ、瑞希・・・」
・・・・・・・
・・・・・・・・・・
こうして 悪の作戦を 見事粉砕した コミレンジャー
だが ハラジロシスターズも その力を強めてつつあった！！
負けるな コミレンジャー！完全勝利の その日まで
戦え！ 同人戦隊コミレンジャー！！
・・・・・
【第２4話 完 】
あとがき
こんばんは ゴンジーと申します。
相変わらずの駄文で恐縮でしたが いかがだったでしょうか？（＾＾；
ところで 今回のお話は 実はコミレンジャーのRPGゲーム用に考えていた
シナリオだったりしますｗ
内容は 今回の話のとおり コミパレッドこと瑞希になって
秋葉原を探索する話で 由宇や詠美 彩ちゃんや あさひちゃん
ダレと一緒に行動するかで 話が少し変わったりとか
（ＳＳでは 強制的に単独行動でしたが）
あと 各地で三体のコア・オ・タークを 倒した後には
その三体が融合したラスボス『合成オ・ターク ワゴンセル』
が出現して ソクバイカイザーで戦うなど ｲﾛｲﾛと考えておりましたｗ
・・・はい 考えていただけです。実際ゲームにおける労力を
考えると一人では とてもとてもと気づきまして・・・（￣▽￣；；）
今回 ＳＳとして掲載できて 正解だったと思いますｗ
と、では 今回も乱文で恐縮でしたが この辺で
もし ご購読していただき、少しでも楽しんでいただけましたら 幸いですｍ（＿ ＿）ｍ
それでは
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