【ココまでの あらすじ】
・・・同人誌店襲撃事件を 阻止するために 三組に分かれて
秋葉原をパトロールしていた コミレンジャー（+コミパダーク）
だが しかしっ待ち受けていたのは タングスと 三体のコア・オ・ターク！！
果たして 彼女たちの運命は！？
「同人戦隊 コミレンジャー第24話：
萌える大捜査線！？秋葉原を調査せよっ（その4）」
・・・・・・・・・・【秋葉原 北 「げるまんず」付近】・・・・・・
ドドドドーーン！ ドドドドドーーン！
詠美「ふみゅーー！？ ふみゅみゅーーー！？」
閑静な深夜の町に響き渡る 爆音と コミパグリーンの悲鳴
これは ハラジロシスターズの尖兵
コア・オ・ターク『ハコガイン』の 砲撃に よるものだった。
詠美「ムキィーーー ザコキャラのクセに ちょームカムカーー！いい加減にーーー」
怪人「ガゥウウウｌーーー！！（バババババッ！）」
ドガガガーン！
詠美「ふみゅぅぅぅ〜〜んっ！」
美穂「ふっふ〜♪ いいわ、いいわ〜♪ 五人揃わない コミレンジャーなんて
赤子をひねるが如しって感じ？ これって まさに 私の計算どおり〜っ」
オタク横「まつんだな？ コ、コノ作戦を 考えたのはボク達 なんだな！？
それに 三体に増やしたのだってーーー」
美穂「なに？ 文句あるっていうの！？（ギロッ）」
オタク横「ダ、ダナ〜・・・（汗汗）」
その様子を 高みの見物で眺めているのは
ハラジロシスターズの紅のミーホとナンダーナ
ちなみに いつもの ツレの姿は見えない。
詠美「ふにゅーーー 砲撃さえ 防げればアンナヤツ コテンパンのケチョンケチョンに
してやるのにぃぃっ」
彩 「コッチですっ！グリーン」
詠美「ブラック！？」
ブラックの呼び声に 反射的に駆け寄る グリーン
美穂「逃さないわよ！ 撃て ハコガイン！ ダブリ弾 全弾発射よ！」
怪人「ガｩ！」
ドドド！！
だが その彼女達めがけて ボトルフィギュア型の弾丸が 怒涛のごとく降り注ぐ！！
その周りには 身を隠す遮蔽物もなく
彼女達に なすすべもなく 銃弾の雨打たれる・・・かに見えた。
しかし！
彩「・・・ブロックッ！」
怪人「ガゥ！？」
キキッキーーーン！
次の瞬間 コミパブラックの手より 光の壁がうまれ
その すべての弾丸を 弾き飛ばしていく！
ブラックの得意技『ブロック』である。
おたく横「あ、 コノ技あったの 忘れてたんだな！？」
彩「 今ですっ グリーン！」
詠美「わかってるわよっ！ くらいなさい！怒りの コピボン大増殺ッ！！」
グワン！
そして その隙にグリーンの必殺技が炸裂！
怪人の 頭上に突如浮かんだ 超巨大コピー本は
それは そのまま 怪人に向かって落しつぶーーーー
美穂「ハコガインッ！！フルコンプ アタック！」
怪人「ガウッ！！」
ドドドドドーーーー！！！
彩 「！？」
詠美「ふみゅーー！？ 私の コピボンがーーーっ！？」
・・・すことには ならなかった。
再び 起こる怪人の砲撃によって
コピー本は 蜂の巣のように 打ち抜かれ
粉々の紙切れになって 消えていった・・・
・・・・・・・・
オタク横「ア、危ない ところだったんだな〜」
彩 「・・・・・」
美穂「ふふ〜ん タマ切れを狙ってたのなら 残念でした〜。
ハコガインの弾倉を あまくみないことね。」
彩 「・・・クッ・・・」
めずらしく 悔しそうな表情と見せるブラック
だが 一方 必殺技を 防がれたはずの グリーンはきょとんとした表情で・・・・
彩 「？ どうしましたか？」
詠美「ねぇ？ そこのアンタ さっき全弾発射ーーーって 言ってなかったっけ？」
美穂「？？言ったけど？？」
詠美「それって 全部の弾を発射する、って ことよね？」
美穂「あったり前じゃない。 なにバカいってーー」
詠美「なのに なんで また弾が打てるワケ？」
美穂「へっ？」
・・・・・・・・・・
オタク横「な、なるほど なんダナ。コイツは 一本とられたーーー」
ベシッ！
オタク横「ブヒッ！」
美穂「う、五月蝿い 五月蝿い そんなのしるかぁーーっ！ ハコガイン！あいつらに 全弾発射っーーー！」
怪人「ガウウウウゥゥゥーーー！！！」
ドドドドドドーーーッ
彩「ブロック！！」
キキキキーン！
詠美「ふみゅーーー逆ギレなんて みっともないわよっ！？」
彩 「・・・いつもと、 逆・・・（ボソ）」
詠美「なんか いった？」
彩「（ふるふる）・・・でも、まずいです」
詠美「まずいって それは わかってるわよ！」
彩 「そういう意味ではなくて・・・」
彩 「他のみなさんも 同じ状況だとしたら・・・」
・・・・そう 時同じくして 【南 とらだらけ 近辺】 では・・・・
由宇「くらえぃ！ 必殺 吉本振鬼撃！！（ブオン！）」
オタク縦「ホルダーハンマーでござるよっ 『リニュアル＝バーン』！ 」
怪人「サァイ！！」
ガキン！！ ガガガッ
由宇「なんやてっ！？」
渾身の力を込めた放った イエローの攻撃だったが
敵コア・オ・タークの巨大鉄球に阻まれてしまう
由宇「だったらっ！ 猛虎 応！炎ーーー！」
夕香「テレカ 爆弾〜 発射〜〜です〜」
怪人「サァァァアアアイッ！（グワッ）」
あさひ「ーーー！？、イエローさん！ あぶなーーーっ！！」
由宇「！？ちぃっ！」
ドガガガーーン！！
ピンクに言われるまでもなく、大きく飛びのく イエローの身体。
瞬間 彼女のいた場所は 炎につつまれてた
あさひ「イエローさん！ だ、大丈夫ですか！？」
由宇 「あったりまえだのナントカやっ！ にしても・・・くそっ 再生怪人は パワーダウンがお約束やろがっ！」
オタク縦「それが 素人の浅はかさ でゴザル♪
確かに コア・オ・ターク『リニュアル＝バーン』は
以前の『ショカイ＝バーン』のデータを移植してるでござる。
しかーし！ 今回の作戦にあわせて そのデザインは一新、機能も充実っ
基本性能ならば オリジナルを超えてるのでござるよっ」
夕香 「というか〜 前回も ５人で やっと倒せたわけですし〜
つなり アナタがヘボヘボということです〜♪♪」
（ピキッ！！）
由宇「アンタ・・・ のほほんと見せかけて意外にええ根性してるなぁ。 あっ！？」
あさひ「ひぃ！ イ、イエローさん か、か顔、こわ・・・」
夕香「一応 悪の幹部ですから〜 くやしかったら かかってきます〜？
エセ めがねっこ のイエローさん？？」
・・・・・・・・・
あさひ「・・・えせ めがねっこ・・・？（汗）」
オタク縦「なるほど それは一理アルでござるな
そもそもメガネとは視力、体力と代償に 知性を手に入れた印のアイテム。
いってみれば 知性の教養の象徴でござった。
そういう意味では お主たち、とくに 黄色の方は はずれておるでござる。」
夕香 「はい そのとおり〜です♪」
あさひ「あ、な、なるほど・・・。」
由宇 「て アンタまで 納得すなっ ピンク！！」
あさひ「あぅっ！？ あ、その ご、ごめんなさい〜」
夕香 「あら〜？ ひょっとして いままで自覚する知能も なかったのですか〜？
やっぱり メガネっことはいえないですね〜、というか メガネザル？」
ピキキキッ！！
あさひ「ひひひひいいいぃぃぃｌ−−− イ、イエローさーーん！？」
由宇「死なす！！ オンドレは絶対に死なすーーーっ！！！！」
ヴオン！！
怪人「サァイ！！」
ガキン！！
由宇「くっ 邪魔すんな 怪人っ！」
猪突猛進に 緑のユーカに飛び掛ろうとした イエローだったが
それは 怪人の体に阻まれる。
おたく縦「グフフ 以前も言ったとおり 拙者たちは 頭脳専門でござる。
夕香「ですね〜 だから野蛮な戦いは 野蛮人同士でどうぞ〜」
由宇「こ、このウオオオオォォォォーーーーっ！！」
あさひ「イ、イエローさん お、おぉおお 落ち着いてーーー」
怪人「サィィーーーーーッ！」
ガガガガ！
・・・・・・・・・・・・
ーーーそして、 アキバハラ 駅付近でも！！
怪人「エエエェェェスゥゥディィ−−−！」
瑞希「必殺！ ウィンディー スマッシュ！！」
怪人「エスッ！！」
シュン！
瑞希「くぅっ！？またーーー」
必殺の攻撃を よけられ 苦渋の表情を浮かべるレッド
ビルの壁、電灯 看板をも 足場にして
縦横無尽に 動き回る怪人に対し。
彼女の 遠距離攻撃は かすることもできなかった。
かといって 間合いを狭めればーーーー
怪人「デイイイイィィィーー（ブオッ！）」
瑞希「幻光 破斬っ！」
ガキキキキキキキキキキーーーーーッ！
瑞希「・・・・ふ、防ぎきれなーーー」
怪人「エエエスゥ！」
ズバッ！！
瑞希「・・・うぅっ・・・」
斬られた肩を 抑えながら 大きく引き下がる コミパレッド
かろうじて肉体に とどかなかったものの
戦闘服は 大きく切り裂かれていた。
？？？「へっへ〜 だからいくら 振り回したとしても無理だって〜
いくら得意の剣技でも あんたの剣は たった一本。
でも ボクラのコア・オ・ターク『Ｄ＝フォルメ』の「参刀針」は 三倍の3本♪
もう これは勝てるわけないとおもうよ？」
瑞希 「！？あなたも 来ていたのねっ クリスタルグリッターズの一人！
『白のーーーーー！！」
・・・・・・・・・・
瑞希「白の・・・・・・・ユーマ？」
・・・・・・
まゆ 「マーユッ！ボクの名前は 『白のマーユ！！』未確認生物じゃないもん！」
瑞希 「あ、ごめん・・・って なに敵に謝ってるだろ 私？」
思わず 一人ツッコミしてしまう コミパレッド
・・・仲間がいないと こういう時も つらいと思ってしまったり・・・
まゆ 「うぅぅぅ・・・ 久々の しかもソロの登場なのに〜デカパイだからって
調子にのってーーーっ！」
瑞希 「だから 胸は関係ないでしょ！胸は！」
まゆ 「ええい やっちゃえ！ Ｄ＝フォルメ！！」
怪人「デイイイィィィｌーーーー！」
瑞希「くっ！！ ま、負けるものかーーー！」
ガキキキキキーンン！
・・・たとえば ピンクの「チャーミング ボイス」を使えば、
相手の動きを封じることができたかもしれない
仲間の力をかりることが出来れば 相手の気をそらし 攻撃できるかもしれない
しかし 今 みんなに頼る場合ではない。
そう 彼女は一人 再び怪人に立ち向かう！
・・・更に 少し離れた場所でも・・・・・・
和樹「くらえぃ！ コミパダーク！」
ブオン
玲子「おっと〜 じゃあ次はコッチの番ねっ 幻光拳『翔』の型！」
ゴォォォ！）
和樹「ふんっ」
シュン！
・・・・
狭いビル内を 互いに繰り出される 蒼き炎と 黒き斬撃
だが その攻撃は互いにかすることもなく
更なる 一撃にかわっていく。
その動きは もはや戦いというより炎と剣の演舞ーーー
和樹「ふっ 惜しいっ 。そら お返しだっ（ブオン！）」
玲子「う、うわっと！？」
だが、さすがに 無限に続けられなかったようだ。
二人は 示し合わせたかのように 間合いがはなれた
玲子「アッブナ〜 今のは ちょっとヤバヤバだったかも （ハァハァ）」
和樹「どうした？ 少し息が上がってるようだが、徹夜でもしたか？」
玲子「・・・ま、まっさか〜♪ 寝不足は お肌の大敵ってね☆
あ、でも ちょっ〜と ダイエットしすぎかも？ニャハハ♪」
・・・口では 軽口を叩いくダーク。だが 内心は穏やかでない。
玲子（・・・まずいわね。彼ってば まさか前よりパワーアップ？・・・）
ダイエットというのは 思わずでた方便。
今夜の戦いにそなえ、彼女のコンディションは 万全だった。
だが 今、わずかながらも 彼の力に押されている自分がいる
・・・少し前までは 互角だったはずなのに・・・
和樹「それに 貴様らしくないな。なにやら あせってるみたいだが」
玲子「・・・そっかも☆ こっちも三匹目の出現までは予定外だったし。」
和樹「オレや二匹目は予測済みか？ 出番が はやいわけだ」
玲子「防犯カメラに感謝ってところね。」
会話を交わしながら ダークはゆっくり 体力回復と 間合いをはかる。
コミレンジャーの彼女達が心配だが 落ち着いて行動しなくてはいけない。
・・・そう 今は・・・
玲子「・・・それに もうひとつ写っていたものの 調査してほしいいわれてたし。」
和樹「？もうひとつ、だと？」
彼女のことばに 怪訝な表情にかわる タングス天王。
3体目の怪人が生み出されたのは ついさっき今しがた
彼自信の進言によってである。彼女の言うように 本来予測できるものでは
なかったし 当然カメラにも写っていない。
一体なにが 写っていたのだろうというのだろうか？
玲子「あれ？わからないの？ では ヒント☆ それは 普通 見ることが
できません。でも飛ばしたり 拾ったりできます。さて な〜んだ？」
和樹「・・・・・・・・・そうかっ 電波かっ！」
玲子「あったり〜♪で、それが画像の乱れとして しっかり 残っていたわけよ☆
確かに 以前から おかしいと 思っていたのよね。
なんで戦闘員や 怪人が あんなに 素直に いうこと を聞いていたのか？
どうして怪人たち だけに任せず、あなた達もわざわざ現場に現れてるのか？
でも もし なんらかの力で操つるため、だとしたら・・・」
ダークの視線が タングスの腰ベルト部分に移る
マントの下に隠れたソコには 剣の鞘部ともうひとつ怪しい水晶玉が
ぶら下がっていた。 大きさにして 握りこぶしと同じくらい。
それが 時折脈うつかのごとく 光を発している。
ちなみに 彼女の知る限り 彼が単独行動を取ってる時には
そのようなアクセサリーを つけてはいなかった。
玲子「（・・・もう少しだけ 待っててね みんな。 推測が正しいならアレが・・・）」
和樹「フッ、なにを 狙ってるにせよ 急いだほうがいいぞ」
玲子「？？」
和樹「すべてが 手遅れになる前にな・・・（ニヤリ）」
・・・・・・・
怪人「エスデイイイイィーーーー！！」
ガガガッガガ
瑞希「グゥ！」
ズバッ
レッドの表情が 再び ゆがみ 腿のあたりに うっすらと血がにじむ
致命傷こそないものの 彼女の戦闘服には あちこちにキリキズがついていた。
まゆ「・・・もおぉ〜 キミいい加減に観念したら？力の差は歴然じゃない
ボクは他のみんなと違って 鬼じゃないし これぐらいで許してあげても・・・」
瑞希「・・・するわけないじゃない・・・みんな だって 同じ位つらい戦いをしてるのに
、 それにーーー」
まゆ「ハイハイ わかったわかった。Ｄーファルメ、もう コイツに
トドメをさしちゃいなさーーーー ーーー」
怪人「・・・・・ディ？」
まゆ「・・・どうしたのよ Ｄ＝フォルメ 自分の剣なんかみとれてーー」
瑞希「・・・それに、ようやく見切ったところなんだからっ！」
ピシッ！
まゆ「なっ！？」
怪人「ディ！？」
マーユと怪人は 同時に悲鳴を上げた。
先ほどまで 光り輝いていた三本の刀針が 全てにひびが入っているではないか！
まゆ「そんな なぜ？・・・まさか 今までの斬りあいで？」
瑞希「さて、悪いけど決着をつけさせてもらうわよ。みんなのことが心配だし」
そして 切っ先を怪人に向け レッドは高らかに宣言した。
その剣は ひびが入るどころか 赤きそして 熱き光を帯びている。
瑞希「・・・コア・オ・ターク『Ｄ＝フォルメ』。確かに 手ごわかったわ。だけど・・・アイツ程じゃないっ！！」
・・・・・・・・・・・・・
（その5に続く）
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