同人戦隊 コミレンジャー
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萌える心は 正義の魂
地球の平和を守るため
その名は 同人戦隊コミレンジャー！！
そう この 物語は彼女たちの・・・
（カリカリカリ・・・）
詠美「・・・ふみゅ〜・・・」
瑞希「そう、そこに 公式を当てはめて---あ、代入は そっちじゃなくてーーー」
詠美「ふみ・・・あああああ〜 もうイヤイヤイヤァァァーー！！」
由宇「彩っち！」
彩 （こくっ）
ガシッッ！
机から はなれ外へ逃げ出そうとした 彼女を 即座に 二人が押さえつけられる。
詠美「ふみゅーーはなせ、はなしなさい〜〜 きょ〜せ〜ろうど〜はんた〜いっ！」
千紗「にゃぁ〜 労働じゃなくて 勉強です〜」
詠美「ふみゅみゅーーーんっ！」
南 「あらあら コミレンジャー存亡の危機、ですね〜」
・・・え、と、 とにかく 彼女たちの物語である。
「同人戦隊 コミレンジャー第15話」
というわけで ここは コミックZの作戦会議のための ブリーフィングルーム。
だが 現在この場所は「詠美ちゃん様 学力アップ大作戦」の特別室に変わっていた。
瑞希 「？牧村教授、 存亡の危機というのは いくらなんでも 大袈裟では？」
南 「う〜ん、ところが そうでもないんですよ。」
瑞希 「どういうこと ですか？」
南 「ええ、実は先ほどの電話で 詠美ちゃんのご両親とお話しされていたのですよ
このまま 学力が落ちつづけるようなら、詠美ちゃんは 今後しばらく 外出禁止
土日も部屋で勉強をさせるそうなのです。」
瑞希 「えっ！？ そ、それは つまり 今度のテストの結果次第では、その・・・っ」
由宇 「大変やっ 同人活動が 出来んくなるっ！？」
瑞希 「いや そっちじゃなくって」
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彼女が 外出禁止ということは コミレンジャーとしての活動が制限されることになる。
さらに コミレンジャーとしての活動は家族にも秘密になっているおり、理由を説明しとめることも難しい
コミレンジャー存亡の危機というのも ありえる話なのである。
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詠美 「・・・ま、またまた〜 そんなこと言って コノわたしを おどかそうとったって・・・」
由宇 「詠美・・・あんたのことは 忘れんで。」
千紗 「にゃあ〜 お姉さん 最後なのですか。千紗 とっても悲しいです〜。」
彩 「・・・・さようなら・・・・・・」
詠美 「ちょっと ちょっと ちょっとーー なによ みんなして！？ ふみゅ〜 わかったわよっ やってやるわよ！
あたしだって こんなことで 同人活動やめたくないもんっ！」
瑞希 「だから、優先順位的には・・・ま、いいか。」
理由はともかく 彼女が本気になって くれれば いいことである。
・・・・・・・というわけで 更に時間は経過・・・・・・・
千紗 「・・・はい☆ お姉さん 次はこの問題です♪」
今は 千紗が講師役を勤めている
なにしろ 相手は あの大庭詠美である。
問題をひとつ解かせるのも 並み大抵のことではない
詠美 「・・・ふみゅ〜・・・」
無論 それ以上に彼女自身に 負担がかかるのは 当然なわけで
千紗 「にゃはっ？」
詠美 「ふみゅみゅみゅ！ ふみゅうみゅ！ふみゅみゅ〜みゅぅぅっ！」
千紗 「にゃっ！？ にゃ〜ぁ にゃにゃにゃぁぁぁっ」
詠美 「ふみゅみゅ〜っ ふみゅ〜ふみゅみっ」
千紗 「にゃ〜っ！ にゃにゃにゃにゃ！ にゃにゃな にゃああぁぁ〜にゃにゃ。」
詠美 「ふみゅ〜ん！！」
・・・・・・
由宇 「お〜お〜 詠美のやつ、言語が『ふみゅ語』になっとる。」
瑞希 「さすがに テンパってきてるわね。そろそろ 休ませたほうが」
由宇 「いや このまま 続行や。 厳しいようやが。」
彩 「・・・（こくっ）彼女の成績・・・もっと、きびしい・・・」
南 「そうですね〜。幸い 千紗ちゃんとは 意思の疎通が可能なようですから
二つの言語には 互換性が あったのですね〜」
瑞希 「ははは・・・えっと では 私、 お茶を入れてきます。」
もはやツッコムことにも疲れたのであろう 重い足取りで給仕室に向かう 高瀬瑞希
その後に （手伝うつもりの） 長谷部 彩 も続く
由宇「あ、ならウチは冷コー頼むわ。冷蔵庫に残っとるヤツでええから」
瑞希「・・・レイコー？」
彩 「（くぃくぃ） アイスコーヒーの・・・こと、です。」
由宇「ん？ ああ、そやそや 関東では きかへんな」
瑞希「なるほど 方言なんだ」
南 「では 私は温かいほうで。 ホットコーヒーで ほっと一息・・・な〜んて♪」
瑞希 彩 由宇「「「・・・・・・・・・・」」」
南 「ーーーえっと 今のはですね。 ホットコーヒーのホットと ほっとをかけた・・・」
由宇「スマン 瑞希っちゃん ウチも温かいので。なんや寒けがしてきたわ」
瑞希「ハハハ・・・、了解」
・・・・と いうわけで 数分後・・・
瑞希 「はい 千紗ちゃん☆ 砂糖とミルクは 多めでよかった？」
千紗 「はいです♪ にゃ〜・・・甘くて あったかくて おいしいです。」
南 「ですね〜 ホットで飲んで ほっとーーー]
由宇 「牧やん、はずかしい台詞禁止っ」
南 「あらあらーーー？」
彩 「・・・・（ズズズッ）
詠美 「ふみゅーふみゅみゅ・・・？」
瑞希 「ごめんね 大庭さんは その問題を解いてからなの。」
由宇 「いや〜 ホンマ 労働の後のいっぱいは格別やで♪ 詠美」
詠美 「ふみゅ〜ん・・・しおしお」
テーブルを囲み お菓子を広げ 夜のお茶会を楽しむ彼女たち（一人を除く）
こんな 時間に食べたら・・・という不安もあるのだが
先ほどの戦闘により 彼女たちもまた 体力を大幅に消耗させいるわけであり
栄養補給のために重要なことなのである・・・と、いうことにしておく。
南 「みなさん 今日は 本当にありがとうございます」
瑞希 「ど、どうしたのですか 牧村教授？ いきなり 改まって」
南 「まさか あなた達に手伝っていただけるとは 思っていなかったもので。
皆さんも 戦いで疲れてますのに」
由宇「それを言うたら。 牧やんも まだ仕事が残ってとるんやん。
あさピーかて 今 お仕事でがんばってとるんや
うちらなんて たいしたことあらへん」
そう 現在 コミパピンクこと 桜井あさひちゃんは
ラジオのパーソナリティの仕事のため 席をはずしていた。
決して彼女の存在 忘れていたわけでありませんので 念のため
瑞希「それに これはコミレンジャーの・・・ううん 仲間の一大事なんだから、
困ってる仲間を 見捨ててはおけないわ。」
彩 「（こくこくっ）・・・詠美さんは、友達、だから・・・」
由宇「ま コンナヤツでも いなくなったら つまらんからな。」
詠美「ふ、ふみゅう ふみゅう〜〜っ」
由宇「お礼なんて ええって♪ それより 試験を しっかりガンバリや 詠美」
千紗「にゃ？ お姉さんは『私も おかしが 食べたーいっ』って 言ってるだけですよ？」
由宇「へっ？」
南 「あらあら ふふふ♪」
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・・・・そして、彼女のテストも 無事終わり・・・・
あさひ「えと、それで その どうだったのでしょうか？え、詠美さんのテスト」
瑞希 「うん、まだ結果は もどってきていないけど、手ごたえ的には 大丈夫だったみたい。
少なくても 赤点補修の心配はないそうよ。」
南 「ええ、これも みなさん の それに詠美ちゃんのがんばりの おかげです☆」
由宇 「まぁ、普段から もっとがんばっとれば こない大事にならんかったんやが。
それに すべてが無事解決ちゅうわけでもないし。」
あさひ「ほぇ！？ え、詠美さん の身に なにが！？」
瑞希 「あ、ううん 心配するほどでもないんだけど・・・と 噂をすれば。」
プシューーッ（ドアの開く音）
詠美 「・・・ふみゅ？」
あさひ 「え、詠美さん♪ よかった 私 し、 しばらく来れなかったので その、心配で・・・」
詠美 「ふみゅみゅみゅーーー、ふみゅ」
あさひ 「・・・ほぇ？」
詠美 「ふみゅ？ふみゅみゅゆーーふみゅっ」
由宇 「いや〜 ようけ勉強して脳を使わせすぎた 反動か
あれから ふみゅ語から 戻らなくなってもうてなぁ〜」
あさひ 「え、えぇーーー！？」
彩 「・・・南無・・・（合掌）」
詠美 「ふみゅみゅーーーーん！」
かくして 今回も見事ピンチを切り抜けた 彼女たち
だが 危機は 再び５人の前に あらわれるだろう
５つの心をひとつにあわせて ゆけ がんばれ 同人戦隊 コミレンジャー！
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・・・ちなみ ちゃん様が 日本語にもどったのは さらに数日の期間を有したそうな。（チーン♪）
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同人戦隊コミレンジャー 第１５話 完
あとがき
ぐだぐだっぽい話になって すみません（＾ー＾；；
ご購読ありがとうございます。ゴンジーと申します。
今回は 前半 戦闘パートで 後半に 日常パートと いつもと違う構造になっております。
なぜ こんな変則的な と 思われるかもしれませんが 少し理由がありまして
実は 今回のお話は ＳＳのさらに ショートストーリーをまとめた短編集な構成の予定で
そのまま 続きを書くつもりはなかったのですよね（＾。＾：
とはいえ 思いついたら吉日と申しますか
もともと 日常パートがメインの話も 一度作ってみたいと
思っていましたので これは これで よかった・・・のかも、でしょうか？？？（滝汗）
（コホン） と、とにかく コミレンジャーの 残り話数も あとわずか
パソコン不調やら、バオガオン執筆（予定）のため
今まで以上に ゆっくりした更新になってしまいそうですが
よろしければ 気長に お待ちいただきたいと 願っております
それでは 少しでも ごらんになっていただき
楽しんでいただけましたら 幸いです それでは