―２０××年 １２月２×日 午前１０：００―
・・・こみっくパーティ ステージ会場
本来ココには たくさんのコスプレーヤー達と共に様々なイベントが
行われるはずであった。だが、今そこに存在せし者はただ一人
・・その者の名は カリスマン
ダダダダッ
オタク縦「カリスマン様〜！ コミパブロックＡからＭブロック
徴収任務完了でござる。」
大志 「ククク・・・ 良くやったぞ マイ同志」
オタク横「か、ＯからＺブロック及び壁際サークル制覇も終わったんだな。」
大志 「そうか これで全てが我が手に・・・ん？
Ｎブロックは どうした？ ゴッザール、ナンダーナよ」
オタク縦「う、Ｎブロックはまだ （戦闘員が）もどって来ていないでござる。」
オタク横「あ、あいつら怠けているんだな。あとで お仕置きなんだな。」
大志 「（あのブロックには確か「ブラザー２」が・・・フッ そういうことか）
まあよい 目的は達成したようなものだからな。引き上げるぞ」
オタク縦「了解でござる。では 早速コレ等の同人誌を運ぶ準備を・・・」
大志 「・・・燃やせ」
オタク縦「へっ？今 なんと」
大志 「・・・今そこに残っている物は 後世に残す価値のないクズばかりだ。
痕跡残さず消し去ってしまえ。」
オタク横「で、でもそれは いくらなんでも・・・」
大志 「ならば、この会場ごと燃やした方が良いかな？
壮大な火葬になるからな・・・フフフ・・・」
オタクズ「・・・・・・」
大志 「どうした？ 早く・・・」
？？？ 「待ちなさい！！」
大志 「！？」
ザンッ！！
瑞希 「・・・久しぶりね、九品仏 大志！！」
大志 「おお！ 誰かと思えばマイシスター瑞希ではないか。何のようかね？」
瑞希 「これは コッチのセリフよ！！ コミパ会場をこんなに滅茶苦茶にして
アンタ一体 何考えてるのよ！！」
大志 「くくくっ、これは妙なことを・・・
コミパを あれほど嫌っておった瑞希殿の言葉とは思えぬが？」
瑞希 「そ、それは・・昔はそうだったけど・・・
でも 今は違う！皆がどれだけ この即売会に想いを募らせているか
どれだけ 魂を込めているかが わかったから！」
大志 「フンッ、どれだけ 魂を込めようとも この程度の物しか
生み出せぬ者には 我輩は興味ないな。」
瑞希 「大志！！」
大志 「フフフフ・・・既に時代は変わったのだよ、マイシスター
我輩は遂に手にいれた！奇跡の力、神の力を！！
もはや このような印刷物の力など借りずとも
世界を手に入れる力をな！フフハハハ！！」
瑞希 「・・・（どうなっているの？コイツは本当にアノ大志なの？）」
ザザッ！！
オタクズ「「グヘヘヘヘ」」
瑞希 「？！何よコイツラは？！」
大志 「そういえば 紹介しておらなかったかな？ 名はゴッザールにナンダーナ
我輩の新しき同志達だ」
オタク縦「カリスマン様 この女どうするでござるか？」
オタク横「ボ、ボクは捕まえて ピーチのコスに着せ替えたいんだな。グヘヘヘ」
瑞希 （ぞぞぞっ！！）
大志 「なるほど、それは面白い。よし 彼女を取り押さえろ！
ナンダーナ、ゴッザールよ！」
オタク縦「了解でござる！」バッ！
オタク横「つ、捕まえちゃうんダナ〜！！」バッ
瑞希 「きゃあああああああっ〜！！！・・・なんてね」
ドカッ！！ バコッ！！
オタク縦「ぐわあっ〜〜〜！！」ヒュ〜ン・・・ドカン！
オタク横「ナンダナァ〜〜？？」ヒュ〜ン・・・ズシン！
大志 「むっ？ その力は！！」
瑞希 「そう、これは貴方の言う「神の力」・・・奇跡の力「コミックパワー」！
アンタの野望をくい止める為、私が身に付けた正義の力よ！」
大志 「そうか なるほど、貴様は澤田女史の差し金だったのか。 フフフ・・・
ならば 生かして帰さぬ！・・・いでよ 戦闘員！」
戦闘員 「「「「「「「ウィーーーー！」」」」」」」ババッ！
瑞希 「（え！？回りを囲まれている いつの間に？）」
大志 「フフフ・・・こいつらの名は 「オ・ターク」
我が力によって 生み出した 忠実な僕ドモだ
さて、この人数をたった一人で相手にできるかな？マイシスター」
瑞希 「・・・くっ！」
？？ 「一人だけや あらへんで！！」
大志 「なに！？誰だ ！！」
？？ 「ふふふ♪待っていたわよ その言葉♪とおっ！」
ダンッ！
詠美 「愛と正義の美少女戦士！ セーラー・・・」
バシィッ！（←ハリセン一撃）
由宇 「いきなりボケかますな！！」
詠美 「ふみゅ〜ん・・・なによぉ！ちょっとしたジョークじゃないのよ〜」
瑞希 「猪名川さん、大庭さん！」
あさひ 「だ・・・大丈夫ですか？み・み・瑞希さん？」
彩 「・・・危機一髪でしたね」
瑞希 「長谷部さん、桜井さん」
大志 「き、貴様等も・・・まさか！！」
由宇 「何しとるんや 瑞希っちゃん！今のうちに変身や！」
瑞希 「そ、そうね。わかったわ！（バッ）
チェ〜ンジ コミックパワ〜 コスプレ〜ション！！ 」
ピカッ！！
大志 「なに！？ この光は！？」
説明しよう！「コミックパワー」とは 具象化させた精神パワーのことである！
彼女達は この力を発動することにより
正義の戦士「コミレンジャー」に変身する事が出来るのだ！！！
ザッ！
彩 「コミパ・・・ブラック」（バンッ！）
詠美 「コミパグリーン！」（バンッ！）
由宇 「コミパイエロー！！」（バンッ！）
あさひ 「コ・・コ・・コミパピンク♪」（バンッ！）
瑞希 「コミパレッド！・・・同人戦隊・・・」
一同 「「「「「コミレンジャー！！」」」」」
ババーーン！！！
大志 「同人戦隊・・・コミレンジャーだと？！」
瑞希 「（ビシッ！）悪の総統 九品仏大志！！私はアンタを許さないわよ！」
大志 「・・・やれ！ オ・ターク達よ！！」
戦闘員 「「「「「「「ウィーーーー！」」」」」」」
ドドドドドッ！！
由宇 「よっしゃ！ 来るならこんかい！」
彩 「・・・戦闘員 総数４０人」
あさひ 「す、す、すごい人数です・・・ 」
詠美 「ふん！ たいしたこと無いわよ これぐらい！
私達は５人もいるんだから 一人あたり相手にすんのは・・・
え〜と、ゴイチが５、ゴニ１０ でゴサンが、え〜と・・・」
あさひ 「あの・・・ひ、一人当りは・８人・・・だと・・・」
詠美 「わ、わかってるわよ！！（赤面）」
あさひ 「ひぃっ！ ご、ごめんなさい！！」
瑞希 「そ、そんなこと しゃべっている場合じゃ・・・」
ドドドドドドドドドッ！！
大志 「フフフフ・・・いかにコミックパワーを身につけようとも
これだけの戦闘員を 相手にするのは・・・」
由宇 「猛虎！ 応援弾！！」ドキューーン・・
詠美 「スケブーメラン！！」ヒュンヒュンヒュン！
あさひ 「ピ・・・ピーチ ボンバー！！」ポワワワーー
ドカドカドカーン！！！！！
戦闘員 「「「「「「「ウィーーーーーー・・・・」」」」」」」バタバタバタ・・（シュウゥ・・・・）
大志 「・・・ほぉ〜」
彩 「残り・・・8人」
戦闘員 「ウィー！！（スキあり！）」ブォン！
スカッ！
戦闘員 「ウィ？（き、消えた？）」
彩 「・・・後ろです」
戦闘員 「！？」
ズバッ！！
戦闘員 「・・・（バタッ）」
彩 「・・・残り・・・7人」
瑞希 「行くわよ！ ミズキャーステッキ、 剣モード！！」
ジャキーン！！
戦闘員 「「「「ウィーー！！（レッド覚悟！）」」」」
ドドドドッ！
瑞希 「必殺っ 幻光〜破斬っ！！」（ザッ！）
ズババババーーーーッ！！
戦闘員 「「「ウィィィィィーッ！！！」」」」
ズシャーーーーンッ！
瑞希 「さあ 残りはアンタだけよ 九品仏 大志！！」ジリッ
大志 「・・・そのようだな」
由宇 「この落とし前は きっちりつけさせてもらいで！！」ジリッ
大志 「フフフ・・・」
彩 「・・・」ジリッ
大志 「まさか 貴様等がコレ程の力を持っておるとはな。
まあ 今回は おとなしく退散して おいてやろう。」
あさひ 「あ・あの・・・降参・・・してくれるのですか？」ジリッ
大志 「残念ながら、それは出来ぬな マイエンジェルあさひ」
詠美 「な、なによ なによ アンタさっきから！ここから帰れるとでも・・・」
大志 「ムンッ！！」カッ！！
ビガガガガガガ！！
一同 「「「「「キャァァァ！！！」」」」」（か、体の自由が！？）
大志 「では 再び会える日を楽しみにしているぞ。マイ シスターズ」
瑞希 「ま、待ちなさい！大・・・」
大志 「フハハハハハハハーーーッ！ さらばだっ！」
シュンッ！！
・・・・・・・・・・
―２０××年 １２月２×日 午前１０：３０―
瑞希 「・・・・・・」
由宇 「・・結局・・逃げられてしもうたな」
彩 「・・・（コクンッ）」
詠美 「ま、全く 逃げ足だけは 速いんだから・・・（汗）」
あさひ 「わたし達・・・全く 手が出せませんでした・・・」
一同 「「「「・・・・・・・・・・」」」」
南 「まあ まあ こんな所で どうしたんですか？」
瑞希 「あ、牧村さん、私達・・」
南 「はい 皆さん よく頑張りましたよね♪」
由宇 「せやけど ウチラは奴を捕まえることが・・・」
南 「ですが こうして皆さんの同人誌は 守られたじゃありませんか
・・・確かに大志さんを 捕まえられなかったのは残念でしたけど
それは また次の機会に頑張りましょうね 皆さん」
瑞希 「牧村さん・・・ 」
由宇 「・・・そうやな、人間あきらめたら そこでおしまいや！
今日 同人誌が売れんでも また次の即売会で頑張ればいいんや！」
詠美 「あたしの所は いつも完売よ♪ やっぱりパンダの同人誌は・・」
バシッ！！
由宇 「これは例え話や！！ ちっとは 意味を考えんかい！！」
詠美 「ふみゅ〜ん（泣）」
南 「さあさあ 皆さん そろそろコミパの準備を致しましょうか？」
あさひ 「え？だ・・・だって こんな状況になっては・・・」
南 「いいえ まだたくさんの方々が 外でまっておられますよ♪」
瑞希 「え？ ほ、本当ですか それは？」
南 「ええ♪そんな方々の想いを 無駄にするわけにはいきませんよね？」
瑞希 「そうですね・・・。よ〜しっ みんな！これから戻って開店準備よ！」
一同 「「「「「おお〜〜っ♪」」」」」
平和な地球を守る為にあらわれた 正義の戦士『コミレンジャー』！
さあ いけ！闘え！コミレンジャー！
奇跡の力「コミックパワー」を駆使して
『ハラジロシスターズ』の野望から 僕等の地球を守るのだ！！
＜第一話 ―完― ＞
―２０××年 １２月２△日 ？？：？？―
ここは 誰もしらない とある場所・・・・
そこに居るのは カリスマンと もう一人・・
？？ 「・・どういう事だ？ 大志」
大志 「ん？ どういう事とは？」
？？ 「・・・今回の目的は「徹夜組」の コミックパワー強奪のはず。
コミパを襲撃するなんて話 俺は聞いていなかったが。」
大志 「はて？そうであったかな・・・どうやら 連絡を忘れていたようだ
まさか参加しておるとは 思わなかったのでな。（ニヤリ）
これからは気を付けるよ マイ同志」
？？ 「・・・・そうか・・」
大志 「そうそう、 今後の作戦には お前の力も必要になりそうだ。
無論 力を貸してくれるであろうな？ 我が『運命のタングス天王』？」
和樹 「・・・ああ そのつもりだぜ。我が『総統カリスマン』」
大志 「ククク・・頼りにしておるぞ マイ ブラザー・・・
フフフフ・・・フハハハハハハーーーーー！！！」
＜第二話へ続く＞
―あとがき： 始めて読まれる方へ―
こんばんは「同人戦隊 コミレンジャー作成委員会」会長のゴンジーと申します。
いかがでしたでしょうか？ 『同人戦隊 コミレンジャー』
読まれた方は お気づきになられていると思いますが、
このＳＳは 「こみっくパーティ」の世界とは 少し違っています。
いうなれば「コミパ」のパロディのパロディというものです。
（ですから キャラの性格が違う！などと 突っ込まないでくださいね？(笑)）
これからも 随時ＳＳ追加していきたいと思っておりますので
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（でも澤田編集長並みの キツすぎる批判は勘弁してくださいね（笑））
このＳＳを読んで楽しんでいただけると幸いです。 それでは
ＨＯＭＥ