同人戦隊コミレンジャー第４話
前回までの あらすじ
巨大怪人ディープ・オ・タークに 迫られて 絶体絶命のピンチのコミレンジャー！！
だが その時 彼女達の前に ５台のアリアケマシーンが！
今ここで 彼女達の反撃がはじまる。
同人戦隊コミレンジャー第４話
「発進！ 合体！！ ソクバイカイザー！！！」【中編】
瑞希「いくわよっ ハラジロシスターズ！」
キィーーーーン！
唸りを上げながら
コミパレッドの操る 戦闘機「アリアケファイター」が 突っ込む
美穂「ふん！ 飛んで火に居るナントカね！ カウンターよ アングラン！」
怪人「ドリーーー！」
ギュオオオオッーーー！
対するは 巨大怪人アングラン
その左腕のドリルは唸りを上げ 上空の敵を貫かんとする・・・しかし
瑞希「いまだっ！」
ブオン！
怪人「ドリッ！？」
突如 空中旋回し 再び舞い上がるアリアケファイター
理由がわからず 呆然としてしまうアングラン そこに！
詠美「くらいなさい！ ツリセンシュータアアアァァーーーーーー！！」
ドドドドドドッ！！！
怪人「ド、ドリーーーーーッ！？」
地上から「アリアケローダー」の攻撃！ たまらず バランスを狂わす コア・オ・ターク
さらにーーーっ
由宇「まだまだぁぁぁっ！！」
彩 「・・・追い討ち」
ドガガ ガギギーーーンッ！！
怪人「ドリィィーーー！？」
ドシーーーーーン！！
身構える暇もないまま タイガー、ライナーの連続波状攻撃！
その あまりにも早い連続攻撃に 怪人は こらえることもできず 仰向けに倒れてしまう
そしてーーーー！！
瑞希「標準セット！ スマッシュバルカン発射！！」
あさひ「ピ、ピーチ レーザー！
詠美「これで トドメよ！ もいちど ツリセンシューターーーー！！」
ドババババッババッババッバッ！！！
怪人「ド、ドリィどっどぉぉーーーー！？」
ドガガガガガガーーーーーン！
ファイター、マリナー、ローダーの 一斉砲撃
怪人は ソレをかわすこともできず
爆煙とともに消え去った・・・・
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美穂「あ・・・あれ？」
夕香「・・・・あらーー？」
まゆ「ち、ちょっと これって？」
オタクズ（（ガタガタブルブル））
とっておきの切り札の轟沈に 呆然と立ちつくすクリスタルグリッターズ
怪人の姿は 爆煙につつまれて いまだ確認できない
詠美「フフフーーーン♪ 全弾命中ーーー♪もくひょう ちんもくーーー♪」
由宇「な？ ウチの言ったとおりやろ？」
瑞希「・・・ほんと、ここまで 見事に決まるとは思わなかった。」
だが 驚いているのは レッドも同じだった。
アリアケファイターがオトリとなり、その隙を突いた連続攻撃。
初搭乗、リハーサルなしの ぶっつけ本番のはず
だが今のは まるで昔から 練習していたかのようだった。
由宇「ま、コイツは 操縦桿で動かすような 普通の乗り物やない。なんてったて
こいつは コミックパワーを使うた アリアケマシーンやからな♪」
詠美「ふみゅ？どういうこと？」
由宇「・・・あ、いや ウチも詳しいことは しらんけどな。牧やんがいうには ウチらの
パワーを ナントカちゅう機械で 増幅させて直接制御しとるから まるでウチラの手足のように
動くらしいんや え〜と なんて言っとったんかな〜・・・確か コミック・・・コミックレ・・・」
あさひ「あ、あの、おえ、えと お話中のところ、す、すみませんが・・・」
由宇 「なんやねん ピンク！？ 今もう少しで思い出しそうやったのに」
あさひ「あぅ す、すみません！、え、えとでも 怪人さんが その、起き上がろうとしてるので・・・」
・・・・・・・・・・・・・・・・・
由宇「なんやてっ！？」
ピンクの通信を聞き あわててモニターを凝視するイエロー。
怪人「・・・ドリィィィーーーッ」
まだ爆煙でよく見えないが 確かに怪人は起き上がろうとしている！
まゆ「な、なによ！ ビックリさせないでよ もう」
美穂「・・・ま、まあ 私は心配してなかったけどね〜」
詠美「ふみゅぅぅぅぅーーーーなんで なんでよ！？」
あさひ 「え、えと・・・敵のダメージは微笑、カ、かすり傷にしか なってないみたいです」
彩 「攻撃が・・・効かない・・・
あさひ「い、いえ そういうわけではないのですが、えと その まだ足りないというか」
由宇「コレぐらいでは マダマダってことやな？ だったら 通用するまで 攻撃するまでや！」
瑞希「そのとおり 今度は一点攻撃でいくわよ！！」
レッドの コトバで 再びフォーメーションを組む 5体のアリアケマシーン。
先ほどと 同じように 再びファイターが 巨人にせまる。
まゆ「・・・って 二度も通用しないていう〜のっ！」
美穂「 アングラン！ ドリルハンド メタモルフォーゼ！」
怪人「ドリーーーーッ！」
グゴゴゴ・・・
全員「！？」
五人は 思わず目を疑った。
怪人アングランのトレードマークとも言える 鋼鉄の巨大ドリルハンド
そのドリルハンドが まるで粘土か飴細工のようになったかと思うとーーー
ナント 4枚の羽根の形に 変わっていくではないか！？
瑞希「！？まずい！ 緊急上昇ーーー」
美穂「発動っ！竜巻ドリネード！」
怪人「ドリガァァァーーーーー！！」
ゴオオオォォォーーーーーーー！！
全員「！？ きゃあああーーーーー！？」
レッドの判断は 間にあわなかった
怪人の繰り出した 巨大な竜巻は
アリアケファイターを、そして 残りの4台のマシンをも巻き上げてーーーー！
ズザザザーーーー・・・！！
・・・・・・・・・・・・
夕香「あらあら 飛んでッチャイました〜」
まゆ「一網打尽って 感じよね〜・・・まだ かろうじて動いてるみたいだけど」
オタク縦「・・・・・・（ガタガタ）」
美穂「ちょっと 予定が違ったけど ま、これも計算どーりってやつよ☆
これで カリスマン様にも 顔向けができ・・・？？」
オタク横「・・・・・・（ガタガタ）」
美穂 「・・・どうしたのよ？ さっきから？もう私達勝ってるじゃないのよ？」
夕香 「おなかでも 痛いのですか〜？」
オタク縦「ーーーおぬしたちは 気づいてないので ゴザルか！？」
・・・・・・・・
美穂 「・・・なにが？」
オタク横「ヤ、ヤツラの機体にきまってるんだな！ご、五台に別れてるんだな」
まゆ 「、あぁ 五人がのってるからね〜」
オタク縦「いや そういう意味デナクテデござって。 拙者たちの推測が正しければ、
あ、あれは おそらくーーー（ガタガタッ）」
夕香 「はあ、よくわかりませんが まずいってことなのですね〜？」
オタク横「ま、まずいんだな！ この展開は 非常に まずいんだな！そんなことも
わからぬ から 全敗なんかするんだな！」
ピキッ！
オタク縦「そのとおりゴザルよ！ これ以上負け犬になりたくないんなら
拙者たちの言うとおり 早く決めてしまうでござるっ！」
ピキキキッ！
美穂 「・・・ふ〜ん、私もそうするつもりだったけど 気が変わった。
アングラン〜☆ 急がなくてもいいわよ〜。 ゆ〜っくり痛めつけてやりなさい♪」
怪人「ドリィーーー・・・」
ズーン、ズーン
オタク縦「な、何イウでござるか ヤングウーメン！ アングラン こんなやつのいうこと無視して
すぐに破壊してしまうでござる！」
ピタッ！？
怪人「・・・ドリ？」
美穂「ちょっと ちょっと！ なに 勝手に命令してんのよ！ あんたたち」
まゆ「後輩が先輩に 歯向かうつもりですか〜？」
オタク横「あ、あんたらこそ たいして 強くなんのに えらそうなんだな！」
オタク縦「誰のおかげで 怪人が巨大化したと思ってるでゴザルか！？」
三人娘「「「な、なんですってーーー！？」」」
オタク縦「ゴザーー！」
オタク横「ダナーーー！」
怪人「ド、ドリリ〜！？」
・・・こうして ハラジロシスターズが 仲間割れを始めているそのころ
コミレンジャーたちはというと・・・
瑞希「・・・イタタ、 み、みんな 大丈夫？」
あさひ「は、はい わ、私は なんとか・・・」
彩「アリアケライナー 異常なしです」
詠美「ふみゅ〜〜っ 目玉がグルグル〜 世界がさかさま〜〜っ」
由宇「あんたが 逆さになんや グリーン」
・・・互いの無事を通信で確認しつつ 機体の損傷を調べる5人。
どうやら 五台とも 大きな破損はなかったようである。
瑞希「・・・とは いうものの・・・戦えるようになったのはいいけれど このままじゃ」
あさひ「ざ、残念ながら 現戦力でも 敵の力の方が そ、その・・・」
由宇「なに 弱気はいとるんや まだアレが残っとるやないか！？」
瑞希「な、なによ そんなこと言われても 私には 何のことだかーー・・・」
！？
瑞希「ＶΣ【ヴイシグマ】 システムッ！」
由宇「なんや？ やっぱり わかとんやないか♪（ニヤリ）」
あさひ「え？あれ？ど、どして？」
しきりに首をかしげるピンク。先ほどと同じである。乗ったことのない機体なのに
なぜか そのシステムのことを 自分は知っていた。
もう少しで 理由を思い出せそうなのであるが・・・・
由宇「ええぃ！ 悩んでるの あとまわしや！ 今すぐシステムを起動させてーーー！」
鈴香 『ちょっと 待ってくださいっ！』
と、その時である
5人の 通信機から 再び レッドの見知らぬ声が伝わってきた。
詠美「ふみゅ？この声はさっきの」
由宇「なんやねん 鈴香はん。大丈夫やて♪ ハートフルブラスターが使えるさかい
システムも 問題なく使えるって♪」
鈴香「いえ、問題は あなた達でなく、マシーンですっ。」
由宇「ちょい待ち！？ココまで来て まさか まだつけてませんでした
ちゅうんやないやろな！？」
澤田『いいえ、システムは既に備わっているわ 未完成品のシステムがね』
イエローの質問に答えたのは 鈴香さん ではなく司令だった
どうやら 司令は本部にではなく 彼女の側に付いていたらしい。
詠美「ふみゅ？ 未完成って どこがどう未完成なわけ？？」
鈴香「エラーが起こる可能性があります。正確な可能性はわかりませんが
かなり高確率で起こるかと。」
あさひ「え、えと もしエラーになったら い、一体・・・」
澤田 「良くて 機能停止。最悪・・・自爆よ」
・・・・・・・・・・・・
5人は一同に沈黙する。
それは つまり 弾数のわからないロシアンルーレットを行うのと同じということである。
鈴香さんが あわてて引き止めたのも 今ならわかる。
澤田『私たちも 残念よ。 でも あまりに急だったので そこまで調べる時間がなかったの。
システムを使わなくても なんとかいけると楽観していたのも事実よ』
瑞希「・・・・・」
風見「すみません 私がもう少し 早く仕上げていれば・・・」
澤田「過ぎたことは しかたないわ それに彼女達がまだ無事なのは
アリアケマシーンのおかげなのよ だからーーー」
瑞希「司令・・・ひとつ 質問があります。」
澤田「---なにかしら？」
瑞希「エラーの可能性があるということは・・・ない可能性もあるということですよね？」
！？
鈴香「あ、いえ それは・・・・」
澤田 「ええ、もちろん その可能性もあるわよ レッド」
鈴香「し、司令！？」
彼女は 驚きの眼で司令を眺める。そのコトバは まるで・・・
瑞希「ということだけど・・・みんな どうする？」
由宇「ウチは最初から 変わってへんでｗ」
詠美「なんだ だったら問題ないんじゃん♪」
彩 「リーダーに・・・同意します」
あさひ「あ、え、えと あ、あの私・・・頑張りますっ！！」
瑞希「わかった・・・司令！これより コミレンジャーは ＶΣシステムを起動許可を申請します！」
一片の迷いも感じられないソノ声で レッドは高らかに ソウ告げた
鈴香「な、なにを 言い出すのですか皆さん！ もし失敗したら どうなるか教えたでないですか！」
澤田「そのとおり。それに この闘いには あなた達の命だけじゃない・・・地球の命運も かかってます。
例えそれが 万が一の確率でも失敗は許されないのよ」
瑞希「・・・」
澤田「よってコミックＺ司令として 命令します・・・・やるからには絶対 成功させなさいっ！！」
！！！
澤田「返事はっ！？」
全員「「「「「ラ、ラジャーッ！！」」」」」
鈴香「な、ななな？し、司令！？」
澤田「風見隊員、いいことを教えてあげる・・・・
成功率は・・・気合とコミックパワーであがるのよっ！！」
バッ！！
澤田「ＶΣシステム・発動承認！！」
彩「了解っ ＶＺシステム・プログラムゲート・オープン」
あさひ「コ、コラボレーション フィールド 確保、完了！」
由宇 「おっしゃ いっくでぇぇぇーーーっ 気合は充実！！」
詠美 「パワーは サイコーッ！！」
瑞希 「コミックパワー フルチャーーージッーーーー！！！」
全員「「「「合体っ！ コラヴォレーション ドッキング！！」」」」
ピカーーーッ！
美穂「なっ！？」
オタク縦「ゴザッ！」
怪人「ドリッ？」
にらみ合っていた 三人娘と二人組の視線が同時に外れる。
そこには 倒れていた5台のアリアケマシーンから 強烈な光が放っていた。
まゆ「・・・なんだろね？あれ？」
夕香「きれいな 光です〜」
オタク縦「ーーーって のんきに してるでないでござる！」
オタク横「ア、アングラン！はやく アイツラをーーーーダメだな！ もう間に合わなーーーー」
カッ！！
三人娘「「「キャーーーー！！」
五色の光を身にまとい
五台のマシーンは その姿を変えていく。
赤きジェットは 鋼鉄の翼に・・・
青き列車は 無敵の腕に・・・
船は脚に 車は体に
五色の光に囲まれて 機体は次々本来の姿に戻る。
そう、 アリアケマシーン 正式名称 ＶΣシリーズは 機体ではない
それぞれが 巨人の体の一パーツだったのだ。
そして その力は今一つとなり・・・
今ココに 最強の守護神が誕生した！
由宇、あさひ「「合体っ！」」
ギンッ！
詠美、彩 「「完成っ！」」
ガンッ！
ゴゴゴゴ・・・
全員 「「「「「ソクバイカイザァァァァー！！！」」」」」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・
第4話【中編】 完）