(前回までの あらすじ)
パトロール中の コミレンジャー たちの前に 突如現れた
かつての仇敵クリスタルグリッターズ!
いま彼女達の率いる コア・オ・ターク「アングラン」+オ・ターク戦闘員軍団との
闘いがはじまる!


同人戦隊 コミレンジャー 第3話
「宿敵!? クリスタル グリッターズ出現!」【後編


・・・・・(戦闘開始から数分後)・・・・・・・・・・・・・・

ドカッ! バキッ!ゲシッ!

戦闘員「ウィーーッ!」
怪人「ドリィーー!」

ドドド!

圧倒的な数に モノを言わせ 迫り来る オ・ターク 戦闘員・・・だが

瑞希 「必殺!幻光破斬!」

ズババババッ!

戦闘員「ウィィーーー!?」

そんな 物量作戦をも ものともせず  レッドの剣技は 彼等を切り裂き。

詠美 「くらいなさいっ スケブーメラン!」

ズバババババッ!

戦闘員「ウィィィーー!?(バタッ)」

グリーンのブーメランは 戦闘員たちを なぎ払いっていく

詠美「さぁ ドンドン来なさい! どんな敵でも このコミパグリーン様が 
    まっかせなさい〜っ!」
戦闘員「ウ、ウィィィ・・・」

夕香「もぉ〜 なにやってんのですかぁ〜っ!? 相手はたった五人なんですよ〜!?」
まゆ「そんな奴ら とっとと やっつけちゃいなさいよ〜っ!」
オタク縦「・・・なんか コノ前と 同じ展開でござらぬか?」
オタク横「言ってるセリフまで 似てるんダナ」
美穂「・・・なんか 言った?(ギロッ!)」

紅きミーホの ニラミに気づき ゴッザールとナンダーナはあわてて口を押さえる。
そう 戦闘開始から わずか数分。たったそれだけの間に
あれだけいた戦闘員は そのほとんどが ガレキへと戻り、
 そして 肝心のコア・オ・タークの攻撃でさえ・・・

怪人「ドリィィーーーッ!(ギュルルルル!)」
  「・・・遅い・・・」

スカッ!

怪人「ドリッ!?」
彩  「・・・シャドウ・・・ストライク・・・(シュンッ!)」

ガキーンッ!

怪人「ドリィィィーーーッ!?(ドサッ!)」
 
彼女達に いいように翻弄される 始末・・・。

美穂「・・・まッ まだまだ 勝負は これからよっ!! アングラン!いつまで遊んでないで
    ドリルの本当の力を見せてやりなさい!」
怪人「ド、ドリィ〜・・・(ムクッ)」

ミーホの励まし(?)を受け 再び 立ちあがった コア・オ・ターク・・・だが

由宇「さすが怪人。 簡単には 倒れんか」
瑞希「だけど コノ前の相手ほどじゃない・・・いけるっ!」
  「・・・(コクッ)」

怪人「ド、ドリ・・・」
詠美「ふん! これでとどめよ! 必殺っ コピボン大増殺っ!」
怪人
「ドリッ!?」

ズズーーン!!

・・・・・・・

詠美「ふふーん♪ これで 怪人もペチャンコ・・・って ふみゅ!?」

巨大な本の下には 怪人の姿は なかった
そして代わりに 巨大で深い穴が・・・

瑞希「これは・・・地下にもぐった?」
由宇「ちゅうことは・・・・アカン! グリーン 気をつけーーー」

ギュドドガッ!!!

由宇「ーーーガッ!?」
瑞希「イエロぉぉぉー!?」


 なんと 地面から突然、突き出したドリルがイエローの肩を掠めたのである!

由宇「ちぃっ、ウチとしたことが・・・自分が気をつけな 世話ないで・・・グッ!?」

左肩部を抑えながらも たちあがるイエロー。
傷はたいしたことはなさそうだが 抑えた部分からは紅い血が滲み出している。
もしも強化スーツでなければ 肩ごと無くなっていたかもしれない。

詠美「 イ、イエローー? 血がっ!?」
由宇「こんなんツバつけや治る! それより アイツは?」
詠美「ふみゅみゅ!? また消えたーーー!?」

ゴゴゴゴゴゴ・・・・

そう 先ほど 彼女を傷つけた怪人の姿はもういない
そして 地面は小刻みにゆれはじめた。

あさひ
「ち、地下です! 怪人さんは また地下にもぐってっーー」
由宇「また同じ攻撃するつもりかっ! みんなっ 地面から目を はなすんやないでっ!」
夕香「フフフ〜 見ただけで わかるかしら〜?」
由宇「なっ!?」

・・・確かに 彼女の言うとおりであった

ギュドドガッ!!!

瑞希「キャッ!」
  「レッド!?」

ギュガッ!!!

彩  「クッ!?」
あさひ「!?ブラックさん!?」

コミレンジャーたちを狙い 次々と 地面ら突き出る 巨大なドリルの槍
神出鬼没に現れる その槍を前になすすべなく。髪一重で かわすだけで精一杯である。

瑞希「くっ・・・敵は・・・一体ドコに???」
美穂「ホーホホホ♪ 無駄よ無駄☆ アングランはそのドリルで
    地中深くまで 自由に突き進むことができるのよっ」
まゆ「さ〜て 何時まで避けられることができるかな〜?(ニヤリ)」

ゴゴゴゴゴ・・・
地面は いまだ 休み無くゆれ続けていた・・・
そう まるで 死刑執行を告げるドラムのように

詠美「ふみゅ〜 もう 地下に潜るなんてひきょうよーー!さっさとでてきて勝負なさいっ!」
瑞希
「攻撃してくる 瞬間を狙うしか 攻撃のチャンスないけれども・・・」
由宇「ちっ! アイツの攻撃目標さえ予測できたら・・・」
あさひ「・・・・あっ!!、そ、その わかりますっ 私!!」

!?

瑞希 「ピンク?」
あさひ「あ、あの 私 わかるんです! 怪人さんの動きが た、多分」
詠美「ちょっとちょっと!なんで この私にわからないことが アンタなんかに・・・モゴッ!」

言いかけた詠美の口は 由宇の手によって ふさがれた。

由宇「そんな話はあとやっ!ピンクッ 怪人はドコやっ!?」
あさひ「あ、はいっ・・・・えと 今は 地下5メートル付近、
    私からみて右・・・アっ 浮上してきますっ! レ、レッドさんに向かってますっ!!」
瑞希 「!!」

ゴゴゴゴゴ・・・

レッドの目には あれから 何も代わったようには見えない・・・
地面のゆれは 先ほどより激しくなってきた感じがする。

あさひ「ものすごいスピードで あがってます 今地下3.0m・・・2.0・・・1.0・・・」
瑞希「・・・」
あさひ「来ますっ!」

ギュドドガッ!!!

次の瞬間 怪人のドリルが 地面より突き出す。
だが・・・ 目標であった レッドの体は すでにそこにない。

怪人「・・・ドリッ?」

攻撃目標を失ったアングランの動きが 一瞬とまるーーーそこにっ!!

瑞希「ミズキャーステッキ! ハンマーモード!!!」

ボゴッ!!

怪人「ドリラーーー!?」

背後からの レッドによる 巨大な一撃!!
彼女の産み出した巨大な槌は 怪人の頭に大きくめりこんだ!

怪人「ド、ドリリリリ・・・(ヨロヨロ)」

瑞希「今よ! みんな !!」

さらに 五人は手にしたコミレングリップを一つに重ねる。
そう ココから繰り出す技は もちろんーーー

全員「「「「「ハートフル ブラスター シューート!!!(カッ)」

ハートフル ブラスター、前回の闘いで身に着けた最強最大の必殺技
その強大なエネルギー弾は 地面を大きくえぐりとり、 怪人に向かい・・・そしてっ!


怪人「ドリァアアアアーーーーーー!!!・・・・・・・・」

ドッカァァァーン!!

・・・そして 光が 消え去ったあと 残っていたもの・・・
それは 巨大で大きな洞窟と、砕けた 人形の残骸だけであった・・・

-----------−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−




由宇「おっしゃー! やっつけたでぇ! 」
瑞希「・・・ありがとう ピンク♪ 今回は アナタのおかげよ」
あさひ「そ、そんな♪わ、私は ただ お、おお教えただけで、も、もう少し早く気づけば・・・」
詠美「あ、そうよそうよ? なんで アンタだけ アイツの居場所がわかったのよ?」
あさひ「あ、そ それは こ、このメガネで・・・」
詠美「ふみゅ? めがね?」
瑞希「・・・ゴーグルに見えるけど?」

彼女が いつの間にか身に着けていたものはメガネというよりも ゴーグルであった。
ちなみに 南さんがコミパ会場で使用してるバイザーにも似ている。

あさひ「え? あ、いえ メガネでじゃなくて じゃなくて メガネだけど ちがうっていうのは・・・」
詠美「なにがいいたいのよ アンタっ!?」
あさひ「アゥゥゥゥーーー・・・(;;TOT)」
??『あらあら☆ では 変わりに私が説明しましょうか?』
瑞希「その声は南さん?」

おそらく彼女達の会話が ずっと聞いていたのであろう。
パニックモードのピンクに変わり、腕の通信機から 南教授の説明が始まった。

『今彼女が今見につけているものは 名づけて『スキャニンググラス』
  相手の コミックパワーを位置や数値を測定する いわゆる小型探査装置です。
  ちなみに 通常はメガネ形状なのですが。今は変身中の彼女に合わせて
  ゴーグル状態に なってます。』
由宇「なるほど! せやから 敵の位置も簡単にわかったわけかい♪
    コノ前 牧やんが あさピー よんどったんも コレやったんやな?」
  「はい☆ いつか必要になる時が来るだろうと思って渡しておいたのですが
     さっそくお役にたててよかったです♪」

そういう南さんの笑顔は いつもの数倍以上の輝きを見せている。
自分の発明品が さっそく役に立ったわけなのだから
まさに 開発者 冥利に尽きるである。


そして、一方 こちら側では・・・

夕香「あら〜 もう やられちゃたのですか? コア・オ・ターク〜」
まゆ「どうしよ? アイツラ 予想以上強くなってるじゃん? ミーホ」
美穂「・・・・・・・・」

ザッ!

詠美「さぁ! 次は あんたたちをコテンパンのケチョンケチョンよ!」
瑞希「覚悟しなさい ハラジロシスターズ!」

・・・・・・・・・・・・・・

美穂「・・・フフーン☆ アンタってば もう勝ったつもりなわけ?」
瑞希「!?」
美穂「ここまでは 全然 私の計算通りなのよっ コミレンジャー!!
    さあ、ゴッザールにナンダーナ! アンタラの新しい力を見せてやりなさい!」
オタク横「グ、グフフフ よ、ようやくなんだな☆」
オタク縦「タタカレながらも 待ってた甲斐が あったでごさる。」

ズィッ!

彼女達の 前に立ちふさがるかのように 颯爽と 目の前に出てきた
ゴッザールとナンダーナ 

由宇「なんや? 先にアンタ達が やられたいんか?」
オタク縦「フッフッフ ・・・それでは いくでゴザルよ 同志!」
オタク横「ガ、ガッテンなんだな♪」

そして 彼らは おもむろに 構えをとると・・・

詠美「ふみゅっ?」
瑞希「なっ?」
  「・・・・」

♪ピーヒャラピーヒャラ ピーヒャララ〜〜♪

とつぜん 怪しげな踊りを踊り始めた・・・

・・・・・・・・・・・・・・・・・・

由宇「・・・プッ♪なんや その踊りはっ!? ウチらを 笑いをとる つもりか?」 
あさひ「ま、まってください! その・・・変です!」、
由宇「そないに 真顔で いわんでも ありゃ どう見ても変な踊りや」
あさひ「い、いえ! 異様で膨大なコミックパワーが あ、あの人達の周りに・・・」
瑞希「えっ?」
まゆ「ニヒヒ〜 気づくのが 遅かったりして☆」

オタクズ 『ムゥ〜ヌリャ!桃色毒電波ァ〜〜〜〜〜♪』

次の瞬間 二人の掛け声とともに 放出された 桃色に染まった電波らしきものが 飛び散った。
その 電波のようなものは 怪人の残骸を包み込ンだ瞬間・・・

ムオンムオンムオン〜〜

なんと 先ほどの怪人の姿にもどり始めたではないか!?

詠美「ふみゅっ!?せっかく倒したのに 復活するなんて ちょう なまいきぃぃっ!」
夕香「あら〜? これで終わりと思ってるのですか〜?」
全員 「「「!?」」」」

ムオンムオンムオン〜〜バチバチッ…!!

由宇「な、なんややあああぁぁぁぁーーーっ!?」

そう、事態は ここままでは 終わらなかった。
復活した怪人は さらに膨らみ・・どんどん 巨大化していくではないか!!

瑞希「う、うそっ!?・・・こんなことってーーー!?」
オタク横「グフフフ〜 コレがボク達『桃色毒電波』の威力なんだな」
オタク縦「この電波をあびた コア・オ・タークは さらに戦闘攻撃力をアップさせた
      『ディープ・オ・ターク』に 進化させることができるのでござるw」
美穂「さ〜て、これで 形勢逆転よ コミレンジャー!!」
怪人「・・・ドリラァアアアーーーーー!!!(グオッ!)」

南教授の新発明と ピンクのおかげで 勝利をつかんだと思ったのも つかの間。
ハラジロシスターズの秘術により巨大化した怪人『ディープ・オ・ターク』に 
コミレンジャーに為す術はあるのか!? 果たして 彼女達の運命は!?
さぁ どうする どうなる コミレンジャー!!?

【第3話 完】


次回予告

詠美「ふみゅーー!? ちょっとちょっと こんなのってありぃ--っ?」
  「敵・・・全長50メートル。」
あさひ「あ、あう 〜 わわわ、私たちじゃ 勝てっこ・・・」
 「フフフ♪ 心配はご無用です♪」
全員「「「「「南さん!?」」」」」
 「こんなこともあろうかと 実は前から用意していたものが・・・」
由宇「ちゅうことは アレか!? ついにアレの出番なんやなっ!?(◎▽◎)」
瑞希「え? アレって一体・・・」
 「というわけで 次回☆ 同人戦隊コミレンジャー【第4話】 
   
『発進っ!合体っ!! ソクバイカイザー!!』
   来月も 部屋を明るくしてモニターから離れて読んでくださいね♪」
瑞希「ソクバイカイザーって なによぉ〜っ!?」



あとがき

こんには ゴンジーと申します。 このたびは ご購読ありがとうございます
さてさて、長らく書き続けてまいりました同人戦隊コミレンジャーのお話も 
あと残り9話ほど・・・なんとか先が見えてきました。(>▽<)
というわけで今回は 今まで 構想を 後回し・・・もとい 構想を暖めていた
千紗ちゃんと三人娘の初登場(?)です。
とはいえ 今回も千紗ちゃんの扱いは・・・千紗ちぃファンの方すみませんでしたm(_ _:)mペコペコ
本当は もっと彼女の活躍場面を 書きたかったのですが
なぜか 千紗ちゃんの活躍=ドジによる失敗 しか思い浮かばず・・・(汗)
その結果 大分省略してしまいましたのですm(_ _;)m
あ ちなみに 三人娘の扱いのほうは デフォですので問題は・・・(  ̄w ̄)

ドカドカバキ!(複数による 足蹴りツッコミ)

イ、イテテ、と、とにかく 次回は いよいよ第4話♪(予定) 
自分の一番書きたかったロボ戦です♪(>▽<)/
どこまで 表現できるか いささか不安がありますが よろしければ
またごらんになってくださいませm(_ _)m

ということで いじょう 稚拙かつ 乱文で 恐縮でしたが
今回のところは この辺で・・・

もし ごらんになって 少しでも 楽しんでいただけましたら幸いです
それでは
                           2004/3/7 BYゴンジー


HOME