奇跡の力　「コミックパワー」を駆使し　平和を守る正義の戦士
その名は　『同人戦隊　コミレンジャー」！
彼女達は　今日も萌える思いを武器にして
悪の組織「ハラジロシスターズ」達と　戦いつづけるのであった。

同人戦隊　コミレンジャー　第３話
「宿敵！？　クリスタル　グリッターズ出現！」【前編】

ここは東京都心より　少しはなれた場所に副都心　通称有明アイランド。
巨大な建造物が立ち並ぶ
秘密防衛組織「コミックＺ」の本部は存在する。
そして　司令室では　澤田真紀子司令が　新しい仲間の紹介されていた。

澤田「・・・ということで、これから　新しく通信オペレータとして配属されました・・・。」
千紗「こんにちは 塚本千紗です☆
　　　　一生懸命がんばりますので　よろしくお願いしますです♪（ペコ）」

由宇「・・・・」

南　　「これからは通信連絡など　基地内の仕事の一部を　彼女に任せるコトになります。
　　　　イロイロ大変かもしれないけど、お願いね　千紗ちゃん」
千紗「はいです。まかせてくださいです♪」

詠美「・・・・」

小さな胸を張って　高らかに宣言する　千紗ちゃん。　
澤田と牧村の両名は　ソノ姿を頼もしそうに眺めていた。

あさひ「す、すごいですね　あ、あたらしいメンバーですよ♪　詠美さん・・・」　
由宇、詠美「・・・・・・」
あさひ「ど、どうしたのですか？みなさん？」
南　　「あらあら、びっくりされたようですね。　皆さんとは以前からお知り合いですし」

にこやかに答えたのは　コミックＺ　兵器武器開発担当の　牧村南教授
今回の彼女の推薦者である

由宇「いや・・・それにもビックリしたんやが、なんちゅうか・・・」
南　　「はい？」

確かに　塚本千紗は印刷所の一人娘であり、
彼女自身　よく　仕事のお手伝いをするため
同人誌を創る由宇、詠美達とは　大いに面識があった。
だが　彼女の驚いてる理由は・・・・・・・。

詠美「ちょっと　南さん　本気っ！？コイツを　コミレンジャーに入れるなんて！？」
千紗「にゃっ？」
南　　「あらあら違いますよ　詠美さん。コミレンジャーでなくてオペレータ☆
　　　　あなた達の　バックアップがお仕事です。」
詠美「フミューー！　オッペケーターでも　バックバックでもいいわよ！　問題なのは
　　　　この子が働ってことーーー・・・・・・・・・」」
千紗「・・・・・・・・・・・・千紗　ここで働いちゃだめなのですか？（：。：」
詠美「うっ・・・・・・（汗）」
塚本「千紗・・・お姉さんたちの　仲間になれないのですか？（；□；）」
大庭「ふ、ふみゅみゅうぅぅ〜〜・・・・・・」
南　　「詠美ちゃん〜　イジメたりしたら　メッ！ですよ。それに　これは決定事項ですから　
　　　　もう変更はできません（ニコッ）」
詠美「ふ、ふみゅ〜ん　シオシオ〜」

・・・・・・・・・・・・・・・・・

澤田「では　今日のミーティングはここまで。今日は皆さん各自で自由行動とします。
　　　　塚本さん、あなは私についてきなさい。これから　仕事の説明にはいります」
千紗「はいです」
南　　「そうそう　あさひちゃんも　少し時間あるかしら？　これから私の部屋にきてほしいのですが」
あさひ「え？あ、えと、はい　仕事もオフなので、だいじょぶですが・・・な、なんで・・・？」
南　　　　「フフフ・・・秘密です★」
あさひ「ほぇ？」

・・・・・・・
こうして　コミックＺ恒例のミーティングが終わり
司令と千紗ちゃん、南さんとあさひちゃん　が順に席をはずし
部屋には　瑞希、彩、由宇、詠美、の四人が残った
・・・・・・・

瑞希　「・・・さっきは　一体どうしたのよ　大庭さん？千紗ちゃんに　あんなこと言うなんて」
彩　　（こくこくっ）
詠美「ふみゅ〜・・・」
由宇　「いやぁ、今回は　さすがにコイツの気持ちがようわかる」

瑞希　「え？」
彩　　　「・・・なにか、あったのですか？」
詠美　「・・・アンタラってさ、　アノ娘に執筆とか手伝ってもらったことないでしょ？」
彩　　「（こくこくっ）・・・ありません」
瑞希「えっと、私はマンガかかないから・・・（＾＾；）」
由宇「せやから　千紗ちぃの称号もしらんわけなんやな？」
瑞希「称号？」
由宇「『どじっ娘』や」

・・・・・・・・・・

瑞希「えっと、それって　確かマンガとかに出てくる。なんでもないところで転んだり　
　　　　とにかく失敗をしたりするという・・・アレのこと？」
由宇「そや。それも　並みのレベルやない。天性にして天災級レベルのドジっ娘なんや！」
瑞希「天災級って　そんな大げさな・・・（＾＾；」
詠美「大げさなんかじゃないわよ！以前　あの娘に手伝ってもらったんだけど
　　　　印刷に遅れるどころか　間に合わなくなったのよ（Ｔ▽Ｔ）」
由宇「ウチだってそうや。　せっかくの原稿が・・・（Ｔ−Ｔ）」
彩　　「・・・なるほど」

二人の言葉に　思わず納得する彩と瑞希。
瑞希も　昔ならば『　そんな　たかがマンガの原稿じゃない』と笑っていたかもしれないが
今は　それが彼女達の死活問題に等しいことを　よく理解していた。

瑞希「そういえば　前に和樹が同じことで嘆いていたような・・・（＾。＾；」
詠美「でしょでしょ？　しかも　今度は私たちのバックナントカをやるっていうのよ！？
　　　　そんなことになったら　どうなると思う！？」　
瑞希「どうなるって　それは・・・」

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝

瑞希「千紗ちゃん　敵はどこにいるの？　見たところ平和な感じなんだけど？」
千紗「ニャーーー　ごめんなさいです　お姉さん　千紗　場所を　間違えて教えてしまったです（ＴＯＴ）」

瑞希「え？だったら　本当の現場はドコ・・・？千紗ちゃん？もしもし？　千紗ちゃん！？」
千紗「にゃ〜　間違えて通信のスイッチを　切っちゃったです（；。：）
　　　　
ボン！

千紗「にゃーーー！？　なぜか装置が　壊れちゃったですーっ　もう連絡できないですーーっ（Ｔ□Ｔ）」

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・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

瑞希「・・・・・・・（＝□＝；）」
由宇「瑞希っちゃんも　ようやく理解できたようやな？」
瑞希「（ハッ！？）そ、そんなことは　ないわよ！？
　　　　　大丈夫だってば（汗）だって　ほら♪　千紗ちゃんは　とってもいい娘だしーーー」
由宇　「・・・だったら、ええんやがな・・・」
彩　　　「・・・（＾＾；；；；）」

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

これから　降りかかると思われる　危機を想像し、
引きつった笑顔で見合わせる　彼女達。
　だが・・・それとは違う別のところから、新たな危機が迫りつつあることを
彼女達は知る由もなかったのである・・・。

・・・・そう　一方そのころ・・・・・・・

場所は変わって　ココは　悪の秘密結社「ハラジロシスターズ」本拠地
通称『シメキリオトス城』


オタク縦「イ、イタタ　まだ体が痛むでゴザル」
オタク横「ほ、ほんと　この前は　ひどい目にあったんだな」

一寸先も満足に見えない暗き回廊の中を　二人の男が歩いていた。
前回　コミレンジャーたちに、こっぴどくやられたゴッザールとナンダーナである。

オタク縦「それにしても　悔しいでゴザル。　拙者たちの綿密かつ完璧計画が
　　　　　　アイツラのせいですべて台無しでござる」
オタク横「お、おのれコミレンジャーなんだなっ。」
オタク縦「それに手下どもが役立たずだったも問題でゴザル。
　　　　　　あんな無能ばかりでは　拙者たちの足を引っ張るだけでござる」
オタク横「ど、同感なんだな。カリスマン様が　もう少しマシな部下をつくっていれば
　　　　　　こんなことに　ならなかったんだな。」
オタク縦「まったくでござる、カリスマン様も　もう少し　コチラのことを考えてほしいでゴザル。」
オタク横「ダナ〜」

自分達のことは棚に上げ、言いたい放題愚痴り続ける　二人の男
静かなる回廊の中でで　彼らの話す愚痴だけが回廊内を響きわたらせていた。

・・・と　そのとき・・・

謎の声1「あ〜らら　そんな　こと言っていいのかな〜？」
謎の声2「いけませんよ〜　カリスマン様の悪口をいうなんて」
謎の声3「カリスマン様にいいつけちゃおうかな〜ｗ」

オタク横「だな！？」
オタク縦「な、何ヤツでござる？」


二人は　声の下方向に目をこらす。
薄暗い廊下の向こう側に　三つの人影が立っていることに気がついた。

オタク横「お、女の子が三人？し、侵入者なんだな！？」
オタク縦「何ヤツでござる！　まさか　アイツラの仲間でござるかっ？」
謎の声3「あっれぇ？　ボクタチのことを　知らないんだ？」
謎の声2「仕方ないですよ〜、この方たち　来てまだ間もないみたいですし」
謎の声1「そうそう、それにコイツラ知能も低そうだし〜☆」

オタク縦「な！？　これ以上侮辱は許さないでござるよ　ヤングウーメン！」
オタク横「ファ、ファッ○　ユーなんだな〜！」　

謎の声1「な〜に？　許さないなら　どうするつもり？」
謎の声3「なんだったら　軽く相手をしてあげても・・・」」

？？？「お前達　なにをしておる？」

全員「「「！？！？！？」」」」

新たに現れた　黒い人影。
そして　声の主がだれなのか気づ居たとき
二人の男は　　あわててひざまづいた

オタク横「カ、カリスマン様！？ほ、本日も　ご機嫌うるわしゅう・・・・・・（○□○；；）」
オタク縦「せ、拙者たちは　いま侵入者を退治しようと・・・」
大志　「・・・よく戻ってきた　マイシスターズ諸君」
三人娘「「「ハッ！」」」

オタク縦「え？」
オタク横「ダナ？」

ゴッザールとナンダーナ、
そして3人の娘たちも　彼等と同じように　ひざまづていた

オタク縦「・・・カリスマン様は　この小生意気なヤングウーメンをご存知でござるか？」
大志　「フッ・・・貴様も我輩の配下ならば　同志の顔ぐらい覚えておけ」
オタク横「ダナ？　ということは　コヤツラは・・・」

美穂「紅きミーホ！」
夕香「翠のユーカ」
まゆ「白きマーユ！」
三人娘「「「我等『クリスタルグリッターズ』偉大なるカリスマン様のため
　　　　　　　ただいま　戻ってまいりましたっ！！」」」」

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

【中編に続く】

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