前回までの　あらすじ

　新必殺技の完成にむけ
特訓（同人本作成）　を開始した　コミレンジャー五人　
　そして・・・

「同人戦隊　コミレンジャー
　第2話：萌えを力に・・・　召還！　ハートフル　ブラスターッ！（中後編）」

・・・時は草木も眠る　丑三つ時・・・
立ち並ぶビルのほとんどの明かりが消え去る　この時刻に
うごめく怪しげな一団があった・・・

？？？「つ、疲れたんだな　も、　目的地はマダなんダナ？」
？？？「ふ〜む　コノ地図を見た感じでゴザルと・・・」

珍妙な口調と共に　先頭を歩く　デブッチョとガリガリの二人組
もちろん　彼らも　十分怪しげなのだが　後ろにさらに異様な集団が続く・・・

？？？「「「ウィー・・・」」」

後ろの集団は　一斉に　うなり声を上げる
全員が全身タイツの怪しげないでたち。
飲み屋帰りのサラリーマンのように　背骨がまがった格好で歩きながらも
目の部分だけが　異様な光をはなっている。
そう　彼らは人間ではない。先のコミパ襲撃の際に　
ワラワラと現れていた戦闘員オ・ターク達である。

？？？「うむ　後スコシでござる。さぁ　皆の者　準備はいいでござるかっ？」
？？？「「ウィーーーー！！」」
由宇　「へぇ〜　なんの準備や？」
？？？「「「ウィッ！！？？」」」
オタク縦「な、何奴でゴザル！？」
詠美「　どこをみてるのよ？　こっちよ　こっち！」

一斉の声のするほうに　振り向く一団
大きめの駐車場の向こう側　そこに居たのはもちろんーーー。

瑞希「コミパレッド！」
由宇「コミパイエロー！」
詠美「コミパグリーン！」
彩「コミパ・・・ブラック」
あさひ「コ、コミパピンクッ！」
瑞希「五人そろって・・・」

全員「「「同人戦隊　コミレンジャー！！」」」

ジャーーーーン！

オタク横「あ、あんたらは　コノ前　邪魔したやつらなんだな！？」
あさひ「え？　ど、どこかで　お会いしましたか？？」
瑞希「あ、そういえば　みんなが来たときには　居なかったわね。えっと・・・」
オタク縦「フフフ　確かに　自己紹介がまだでござるったな・・・
　　　　　拙者こそ！　ハラジロシスターズ1の作戦知将『ゴッザール』！（ビシッ！）」
オタク横「そ、そして、　ハラジロ1の作戦策士『ナンダーナ』！（ブシッ！）」
オタクズ「「二人そろってっ−−−！！」

・・・・・・・・・・・・・

・・・・・・・


オタク縦「・・・・」
オタク横「・・・・（汗）」
あさひ「・・・・あ、あの　どうされましたか？」
由宇　　「まさか、コンビ名を忘れたんか？」
彩　　　「・・・最初から決まってないのかと」
オタクズ「「グハッ！？」」

彩ちゃん正解。

オタク縦「・・・（コホン）それにしても　よくぞ拙者たちの緻密で完璧な作戦を見破ったでござる
　　　　　さすが我等が天敵コミレンジャー　ほめてやるでゴザル」
由宇「いや　そんな妙な格好でゾロゾロ街中あるいてて気づかんほうが　おかしいで（汗）」
彩　　（コクッコクッ）
オタクズ「「グハハッ！？」」

二人組　再び墓穴

瑞希「・・・そんなことよりも　大志はドコッ！？」
オタク縦「？？それは　カリスマン様のことで　ござるか？」
詠美「そうよそうよ　アイツを倒すためにココにきたんだからっ」
オタク横「・・・グフフ・・・ｗ」
瑞希、詠美「「なにがおかしいのよ！？」」
オタク横「ざ、残念だったんだな。カ、カリスマン様は高貴なお方。ホイホイと下界に現れたりはされないんだな」
あさひ「え？でも　コノ前は・・・」
オタク縦「前回は　単なる宣戦布告のデモストレーションのため、特別でござる（ニヤ）。」
瑞希　　　「・・・じゃあ　今はアンタ達がカリスマンの代わり！？」
オタク縦「まぁ　そういうことで　ござるかなｗ」
オタク横「だな〜♪」

ふんぞり返って　胸をはる　ゴッザールに　腹をはるナンダーナ
５人の表情が　少し拍子抜けしていることに　気がついていない。

由宇「・・・まぁ　なんにせよや。アイツの仲間というからには、ここまま見過ごすわけにはいかへんな・・・（グッ）」
瑞希「大志・・・カリスマンの居場所も聞きたいしね（グッ）」
オタク横「・・・そ　それは　こちらも　同じだな・・・」
オタク縦「前回の屈辱・・・拙者たち　忘れていないでござるよ・・・」
戦闘員「ウィィィ・・・・」

・・・・・・・・・・

会話が止まり、沈黙が　場を支配する。
そして　今までの穏やかな　雰囲気がかわり　まわりが緊張感に包まれはじめた。

・・・・・・・・

オタク縦「偉大なるカリスマン様のため！！　おぬし達は　今やっつけるでゴザル！
　　　　　行くんだな！　オ・タークのみなさん！」
戦闘員「「「「ウィーーーー！！！」」」」
詠美「ふん！　こっちこそ　今回も　コテンパンのケチョンケチョンにしてあげるわ！
　　　　さぁ　たたかうのよ！！　私の下僕（シタボク）達！」
由宇「だれが　下僕やっ！」

スパーン！

詠美「ふみゅーーーん！」

かくして　グリーンの泣き声と共に　コミレンジャーとハラジロシスターズとの戦いがはじまった。

・・・とはいえ　やはり戦闘員は戦闘員。

由宇「必殺　コミハリセン！」

バシッ！

オターク1「ウィーーー！？（バタッ）」

詠美「くらいなさいっ　スケブーメラン！」

ズバッ！

オターク2「ウィィーーー！？（バタッ）」

前回の戦いと同様に　彼女達の攻撃の前に　あっけなく倒れていくオ・タークたち。

オタク縦「な、なにしてるでゴザルか　たった五人の小娘ども相手に！」
オタク横「そんなザコども　早く　やっつけてやるんだな！」
瑞希「・・・じゃあ　　やっつけてもらおうじゃない」
オタクズ「！？」

・・・おそるおそる　背後を振り返る　二人・・・　
そこには　剣を構えたレッドが　たっていた

オタク縦「ひ、ひぃいいい、何時の間に！？」
瑞希　　「さぁ・・・　どうするのっ？」
オタク横「か、かんべんしてほしんだな〜　降参なんだな〜！」
瑞希　　　「えっ？」
オタク縦「だ。だから　痛いのは　やめてほしいでゴザル・−（ＴＯＴ）
瑞希　　「・・・・・」

膝まづき　泣いて命乞いを　する彼等を見て
レッドは　呆れ顔で　「剣」を「杖」の状態に戻す。

瑞希「・・・いいわ。今回ダケは見逃してあげる。でも　もし　同じことをしようというならーーー」
オタク縦「おお？ほんとでござるか♪　ヤングウーマン！？」
オタク横「あ、ありがとなんだな♪もう　コンナ悪いことはやめる・・・わけないんだなっ！」
瑞希　　　「なっ！？」

ドガッ！！

瑞希「キャァ！」
由宇「レッド！？」

次の瞬間　おおきく吹っ飛ばされた　レッド。
残りの戦闘員達と戦っていた４人も　彼女のもとに集まる。

あさひ「レ、レッドさん　大丈夫ですかっ！？」
瑞希「だ、だいじょう・・・くっ・・・」

立ち上がろうとして　わき腹をおさえたまま　うずくまるレッド
攻撃は　そこにあたったようだ。

由宇「なにしとるんや！　油断しすぎやで　レッド！！」
詠美「そうよ　あんなやつらにやられるなんて・・・ふみゅ！？」

だが　そのとき　彼女達は　気がついた。
新たに現れた　巨大な影に・・・

あさひ「あ、あわわ！？」
詠美「な？　なによコイツ！？」
彩　　「・・・怪・・・人・・・」

怪人「・・・・・・・・」

・・・おそらく　先ほどの戦闘員と同様、カリスマンによって生み出されたモノであろう・・・
だが　ソレは　先ほどまでの戦闘員とは明らかに異なる存在だった。

怪人「・・・ゴォォォ・・・・」

・・・身の丈２メートルを超えるドッシリした体格　
体に比べて長い両腕と極端に短い足を生やした　そのシルエットは
人というより　ゴリラや類人猿を思わせる。

だが　その体を包む皮膚は毛皮でなく　異様に輝く金属製。
右手にあるのは黒い鉄球。　左腕には　巨大な盾
そして・・・

・・・ズシン・・・ズシン・・・

そして　サーチライトのような目玉が　彼女達の姿をとらえる。
怪人は　鉄球を振り回しながらゆっくりと　近づきはじめた。

オタク横「グフフフ、今までの戦いは　ほんの前座。　ココからが　本番なんだな♪」
オタク縦「そう　コイツこそ　今回のために　カリスマン様よりさずかった　とっておきの破壊兵器！
　　　　　　その名も　コア・オ・ターク　『ショカイ＝バーン』でござるっ！！　」

怪人「・・・ゴォォォカァァーーーッ！！！」



（後編に続く）

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